70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

インド哲学・仏教

『赤毛のアン』とマインドフルネスとインド哲学

いさぎよさ 物語の終盤アンは奨学金を得ての大学進学を諦め、地元にとどまることを決心します。 長い間の夢で、必死の勉強の末に手が届いた幸福だったのに。 私だったら、悔しくて受け入れがたい、そして受け入れたあとはぐずぐずと気持ちを引きずってしまう…

脳科学的にマインドフルネス 『赤毛のアン』精読

マインドフルネス 脳科学者の茂木健一郎さんが、NHKのテキストで『赤毛のアン』を脳科学的な解説をしています。 アンの物語がマインドフルネスの実践というのです。 マインドフルネスとは 価値観も考え方も異なる人々を登場させて、誰が正しいと決めつけ…

ライフスタイルとしてのヨガ  佐保田鶴治著『八十八歳を生きる』より

ヨガはライフスタイル 『八十八歳を生きる』を読み返しています。 88歳を生きる―ヨーガとともに 作者: 佐保田鶴治 出版社/メーカー: 人文書院 発売日: 1986/10/01 メディア: 単行本 クリック: 3回 この商品を含むブログ (2件) を見る 佐保田先生の講演や対談…

ギーター読書会 心をかき混ぜると出てくるもの

激励じゃなくて「叱咤」 ギーターの読書会があり、久しぶりに参加しました。 インド哲学の聖典です。 バガヴァッド・ギーター (岩波文庫) 作者: 上村勝彦 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1992/03/16 メディア: 文庫 購入: 6人 クリック: 30回 この商品を…

部分と全体 口の中も小宇宙

ヨガの哲学 断捨離のやましたひでこさんがセミナーでお話ししてくれたヨガ哲学です。 小宇宙=大宇宙 身体全体は一つの細胞にも表れている、つまり1つを見れば体全体を見ることができるということです。 よくわかる例が、足裏のマッサージです。 部分で全体…

インボケーションと聖音

「オーム」 ヨガ合宿を終わって、感想というかアンケートを書いていて思ったことです。 たくさんの学びの中で、一番の発見だと思ったのは「オーム」の発声です。 毎回練習の前にインボケーションがあり、最初に「オーム」を3回唱えます。 その唱え方について…

合宿を終えて感じた 愛

合宿の後 3泊4日のヨガ合宿を終え、元気に家に戻りました。 心穏やかに日常生活に戻り、周りのいろいろなことに改めて感謝したい気持ちになっています。 *気がつけば道端にも、幸せを見つけることができます。 他人の体に触る ヨガ合宿では、通常クラスでは…

Everything is inside of your heart.

合宿ではアサナだけでなく哲学も 合宿では純子先生のお話もたくさんお聞きすることができます。 グルジーの練習や御一家とのエピソードもありますが、インド哲学(ヨガ哲学)をわかりやすく解説してくださいます。 例えば、苦悩しているときその原因は何にあ…

ヨガに救われています からだも心も

人間関係とか 日常生活では、自分のことだけを考えている訳には行きません。 自分ではどうしようもないこと、で心が痛むことがあります。 特に人間関係で、そういうことがよくあります。 思いがけない理不尽な対応をされて、めげてしまうこともありました。 …

アイアンガーグルジのインタビュー動画 学びは深く広く

メソッドの確立 ヨガにはたくさんの流派があります。 私ガ今通っているヨガセンターではB.K.S.アイアンガー(尊敬をこめてグルジと呼ばれています)が長い実践と研究の末に確立したメソッドで、練習しています。 グルジの元で学んだ純子先生は、折々にグルジ…

『生き方としてのヨガ』龍村修 著 第4章第5章 沖ヨガらしさ

沖正弘とは 著者の龍村さんが師事された沖先生は、戦後日本におけるヨガの草分け的指導者で、その普及に努め、ヨガブームを作った立役者です。 第二次世界大戦中、参謀本部の特別諜報員としての必要上、東西医療法と各種教宗派の修行法の特別訓練を受け、モ…

後味の悪い夢 こころのきたなさは誰にでもある種だから

元の職場の夢 夢に数年前に辞めた職場が出てきました。 少人数で家族的な雰囲気で居心地がよく10年以上勤めました。 FAXを送ろうとして別のところに送ってしまって困っている夢です。 私が取引先を登録して便利にしたのだからと、後任に得意げにやり方…

『自分の時間を取り戻そう』ちきりん 著   取り戻した時間で人生を堪能する

ゆとりも成功も手に入れられるたった一つの考え方 という副題もあるように、仕事をバリバリこなしましょうという本ではありません。 仕事の全体量は落とさないけど、質を上げて自分の自由に使える時間をたくさんにしましょう、そして人生を堪能しようという…

情報から知識そして知恵へ インド哲学の緻密さ

深めること 情報(information) 知識(knowledge) 知恵(wisdom) インド哲学では、学びの深さも緻密に規定します。 情報は、テレビやネットであふれていて、ただでもどんどん取り入れることができます。 そしてすぐに忘れてしまいます。 知識は、自分が利用…

涙は乾いて

涙ぐむ 涙を流した翌日もヨガセンターに行きました。 指導員の先生から優しく声をかけていただいて、今日はしっかり動きますと笑顔で答えました。また優等生ぶっていますね。 つけくわえて、でも心はまだざわざわしています、と正直に伝えました。 練習が始…

涙がとまらない デトックス

あわてないはずが あわててパニックになってしまうところが私の弱点です。 そこは、あわてないと呪文のように頭の中で繰り返すことで、クリアしていくつもりでした。 でも、そんなはずではないという事態が次から次へとおこると、私の許容量を超えてしまうよ…

快適な眠りのために ほんの少しの手間で どんでん返しの結末

夏の寝具 今年は熱帯夜がそれほどではないのですが、数年前に猛暑の時に購入したのが麻の敷きパッドです。 触ると涼感があり、汗もすぐ吸ってくれるというのです。 今調べたら、表地は麻100%でも、中綿とか裏地は麻ではないですね。 タオルの敷きパッドより…

アイアンガーヨガ スペシャルケアその2 坐骨を感じて背が高くなる

*トマトも実り始めました 坐骨 いつものクラスでも、坐骨を押すことは何度も言われます。 スペシャルケアでも、マンツーマンでアサナをするので毎回坐骨が感じられますかと聞かれます。 坐骨を左右同じように感じ、同じ力で押せるようになると体の左右のバ…

Be honest !できない自分に正直 ヨガの秘密

できないを見つめる ヴィーラバドラアサナⅠ(戦士のポーズ)が苦手です。 前後に開いた足の、特に後ろ脚のかかとを押すことが難しいです。 (前のめりになるのは、意識が外に向いているからだそうです) その練習をしていたとき、純子先生がお話ししてくださ…

自分のできないことに気がつくこと ヨガの秘密

最近のテーマ センターへ行く道で見つけた涼しげなお花 ヨガセンターでは週ごとくらいにテーマがあって、集中的に練習をしています。 ・後ろ脚への意識 ・背面への意識 ・かかとの骨を見つける ・足裏を伸ばして3点を均等に押す ・坐骨に乗ってその上に肺を…

『「使いきる」レシピ』有元葉子著  使いきって又新たに始めることもできる

『「使い切る」レシピ』 2015年出版 有元葉子の”しまつ”な台所術 2013年の『使い切る』が好評だったので、続編として出版された本だと思います。 この本はエッセイのほかに、レシピがたくさん載っています。 何をどう食べるかが、その人の生き方そのもの…

目撃者意識で心の平安を保つ

目撃者とか傍観者 *ヨガセンターにて オランダからきたチューリップ ヨガの哲学では、目撃者とか傍観者の立場に身を置きなさいと言われます。 saksin :サークシン 承認・目撃者・傍観者 喜び悲しみ幸福不幸など個人の到達するすべてを知覚するけど、すべて…

同じ川の水に足を入れることはできない 変化がヨガの楽しみ

インドのことわざ 純子先生が教えて下さったインドのことわざです。 川の水はいつも流れていて、もう一度足を入れても同じ水ではありません。 そのように流れているから川の水はきれいだけど、湖の淀んだ水は腐ってしまうとも。 アサナの練習で、同じアサナ…

ヨガで体が伸びるといいことがあるのです。

何を求めて 今日の練習で純子先生が、「アサナをして身体が伸びるとどんな変化がありますか」というような質問をされました。 みなさんが、暖かくなる、気持ちよくなる、うれしくなる、など自分の実感を答えました。 ヨガの目的は、身体を伸ばすことではなく…

アシュタンガ 八支則からニヤマ(勧戒) すべきこと

日常生活ですべきこと、心がけること ニヤマ 引用はインドの伝統式ヨガスクール リシケシ・ヨガシャラのホームページから引用させていただきました。 ●シャウチャ(Saucha)/清浄 自分の身体と心をいつもきれいな状態に保つこと。他人に不快感を与えないよ…

アシュタンガ 八支則からヤマ(禁戒)  してはいけないこと

*日本アイアンガー協会のホームページからお借りしました 八支則 ヨガの聖典、聖者パタンジャリが説いた「ヨーガ・スートラ」の中に出てくる、ヨガ哲学の基本的な教えで八つの段階・行法があります。 そのうち ヤマ 禁戒 日常生活で行ってはいけない5つの…

身体は魂の乗り物だから

ヨガでは *近くの畑の一角が花壇になっていました インド哲学では、自分というのは「身体」でも「心」でもなくてもっと本質的な「魂・真我」(アートマ)なのだということです。 「心」が自分でないということは、ちょっとわかりにくいですね。 「心」こそ自…

ヘッセに回帰 大切なものはすこしだけ

『庭仕事の愉しみ』 今から約2000年前にパタリジャンがまとめたとされる「ヨガスートラ」に、日常生活の心構えである8段階の教えが体系化されています。 その中の日常生活で実践すべき5つの行いの一番に挙げられているのが、シャウチャ(Saucha)です。清浄…

風邪で寝込んで反省とうれしかったこと

インド旅行を考えていた 風邪はひどくなり、結局詩吟の大会に出ることができず、仲間の方に迷惑をかけてしまいました。 体力を過信していました。 丁度来年の冬にヨガスタジオが主催するインド旅行の紹介を見て、参加したいと思っていたところに、この体調不…

角田光代『坂の途中の家』 泣きたいようなドンピシャの記述ばかり

2月に図書館にリクエストしてやっと手元に届きました。 まだ予約している人が69人います。 我が子をお風呂に落として死なせてしまった被告女性と、その裁判の裁判員補欠となった主人公の女性二人が出てきます。 家族関係 社会生活の最小単位として家族が…