70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

ライフスタイルとしてのヨガ  佐保田鶴治著『八十八歳を生きる』より

ヨガはライフスタイル 

『八十八歳を生きる』を読み返しています。

 

88歳を生きる―ヨーガとともに

88歳を生きる―ヨーガとともに

 

 

佐保田先生の講演や対談がまとめられています。

六十歳過ぎてから始めたヨガを20年継続しての行き着いた知恵と悟りについて。

(佐保田先生は学者さんなので、ヨガのことをヨーガとサンスクリット語読みです)

 

ヨガセンターには通っていませんが、ヨギーニを目指していることに変わりありません。

佐保田先生の本を読んで、それが確信できました。

ヨーガはわれわれが日常生活をしていく上でのスタイルの一つである P190

行動の規範としてヨガ哲学があり、生活の中にアサナをとりいれていれば、ヨギーニと言っていいのではないでしょうか?

本当のヨーガっていうものは一人でするもの。教室で習ったことを自分一人でやっていく。毎日やっていく。P195

難しいアサナに挑戦することよりも、ライフスタイルとしてヨガを毎日することが大切です。

これからは、時間をヨガのためにだけ使うのではなく、健康になったからできることを考えます。

 

それって、スマート家電を使ってできた時間をどう使うってことと似ています。

 

この身体と時間をどう使うか、自分のためでなく人のため社会のためにも使うライフスタイルとも言えそうです。

 

身体から精神へ

 毎日身体を動かす(ヨーガをする) ことで、精神も変わっていくことが繰り返し書かれています。

哲学とか精神とか心の問題は難しいから(orけど?)、とにかく毎日身体を動かすと、健康になる、そして心も穏やかになっていく、そういう順番です。

 

大事なことが何かわかってきて、生活もシンプルになってきます。

 

考え続けることでなく、身体を動かし続けることが、ライフスタイルとしてのヨガです。

 

この教えに沿って練習しているのが、ヨーガ禅道友会です。

佐保田先生のもとに集まった志を同じくした人たちが、ボランティア的な感じでヨガの教室を開いています。 

 

心の中に喜び

簡単なヨーガ体操でいいから毎日続けていくと、こうなるとしています。

ヨーガを毎日やって長く続けていきますと、自分の心の中に説明のつかない喜びがでてくるんです。何のために喜ぶと言うことはないんです。原因はないんです。しかし、いつでも明るい喜びの心というものが心の中に満ちている。P198

 

幸せを自分以外に求めると、それがなくなったとき苦しみになります。

執着です。

でも、ヨガで自分の身体と心を見つめる瞑想から得た心の平安なら、誰にも壊すことのできません。

 

そのためのライフスタイルとしてヨガです。