本屋さんで
視覚障がいの方のお話で胸を打たれたこと。
本が好きでよく読んでいた方が視力を失うと、
絶望的になるとはよく聞いていました。
具体的に、
「本屋さんに行った時、こんなにたくさんの本や雑誌があるのに、
私はこれの全部を読むことができないと思った」
という、言葉をお聞きして気持ちが良くわかったのです。
それが録音図書の存在を知り、
サピエ図書館でたくさん本をダウンロードするようになり、
世界が広がったそうです。
音訳養成講座の説明会で、
このお話を聞いて講座を申し込む気になった方がいました。
仲間
視覚障がいの方は自分で情報を取りに行く必要があります。
録音図書のことも各種サービスなどでもそうです。
そんな情報交換の場所の必要性から仲間作りをするようになったそうです。
そうしてネットワークを作って、世界が広がっていきます。
目が悪くなったのは良いことではないけど、
自分の世界がそれ以前より豊かに広がったと話された方もいました。
一歩踏み出すこと、勇気を持って行動している人と仲間になること、
そんなことで世界が広がるとも言えます。
幸せとか豊かさって、自分軸で感じるもの。
他人がどうこうでなく、自分が納得できたらそれでいい。
音訳を始めて、視覚障がいの方とも知り合って、
私の世界も広がり豊かになってきました。