70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

自分が自分の最良の医師 ストレスを解消するBMW瞑想は仏教とかヨガと親和性あり

筆子さんのTEDのプレゼン紹介

筆子ジャーナルというブログもよく読んでいます。

ミニマリストの筆子さんがご自身の学びをシェアしてくれます。

そこでよくTEDのプレゼンを英語の勉強にもなるように紹介してくれます。

筆子さんの抄訳とか単語の解説付きです。

minimalist-fudeko.com

いつもタイムリーに良質のプレゼンを紹介してくれます。

 

医師が瞑想で回復

プレゼンはかつて産婦人科の医師で今はBMW瞑想で患者さんを救っているPawa, Balさん。

交通事故で重傷を負い、数年間どんな薬も効果がない病状が、

瞑想を使って回復したのをきっかけに、その専門家になりました。

クリニックも開設、著書もあります。

事故の後遺症で赤ちゃんを取り上げることができなくなり、

キャリア変更を迫られハーバードメディカルスクールの心と身体のコース(mind-body course)に通います。

そこで7年間苦しめられた慢性的な痛みや慢性的なストレスを解消する瞑想法に出会います。

指導教官から

「いいかい、ストレスは自動的に発生するが、リラックスはそうではない。横隔膜をゆるめる、筋肉をゆるめる、ひとつの言葉を繰り返す。

この3つをやるんだ。やってごらん、やったところで失うものは何もないんだし」

(筆子さんの訳)

 

半信半疑で実行して、彼女はすっかり薬をやめて健康を取りもどすことができました。

 

BMWとは

BMW瞑想とは3つのステップを使います。  

Breath(呼吸) 大きく息を吸って

Mind (心) 心と体を結びつけて「今現在にいる」=MIndfullness

Ward (言葉) 決めた言葉を繰り返す ex.  アーメン オーム ピース

その効果は

そして変化を感じ始めたのです。身体が変わり、脳が、自然の鎮痛剤エンドルフイン、自然の睡眠薬であるメラトニン、自然の抗うつ剤であるセラトニンを分泌するようになりました。(筆子さんの訳)

 

日本でも

これって私たち日本人が日常的に実践できることです。

例えば、仏教でお経を読んだりお念仏を唱えるのはWordです。

その時深い呼吸で、集中もできます。BreathとMind

座禅、作務、読経、どれもが心と体を結びつける手助けになります。

 

ヨーガでも同じです。

呼吸に合わせてアサナをするとき、自分の身体に意識を向けます。

アサナの前後にマントラを唱えることもあります。

BMW瞑想は西洋的にシステマティックになっていますが、

わたしたちには伝統的日常的になじみのある方法といえます。

 

自分でコントロール

何より瞑想がいいのは、お医者さんや薬に頼るのではなく、自分でコントロールできることです。

仕事、時間、環境も自分でコントロールしましょうと勝間さんはいっています。

禅でも「随所で主となれ」とどんな場所でも自分が主人公になりなさいという教えがあります。

昔読んだ桐島洋子さんの『聡明な女性は料理がうまい』の中にあった

「everything is under my control」が私のお気に入りの言葉です。

 

プレゼンの中で私が気に入った言葉は

あなたの症状の多くがストレスから来るのなら、あなた自身が、自分の医者になれるということですよね?

自分の心のことを一番よく知っているのは自分だし、何がストレスになっているのか、そのストレスに身体がどう反応しているのかも自分でわかっています。(筆子さんの訳)

 

人任せにしない自分らしい生き方のヒントがここにもありました。

 

病気の80%はストレスから来るとも言われます。

病気になったとき、まずリラックスすることから始めたらいいのかも。

 

リラックス、今日は今からなにをしようかしら。

朝からお風呂に入ったり、

雑誌をゆっくり読んだりして過ごすことにしましょう。

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のんびり散歩も

 

デーリー選手「編み物に助けられてメダルをとることができた」アスリートを支える手芸の力【東京オリンピック】

ちくちく針仕事もいい

早川ユミさんの本を読んだり、Instagramで彼女の作品を見たりしています。

少数民族の伝統的な手仕事の布を使ったり、体が喜ぶ衣服や食べ物の話です。

手仕事でものを作ることが、人間にとって心地よいものだという記事があります。

オリンピックで話題になりました。その頃の記事から引用すると 

 

男子シンクロ高飛び込みの金メダルに続き、男子高飛び込みで銅メダルに輝いたイギリスのトム・デーリー選手。
インスタグラムで「編み物から心の平穏を得ている」と明かす

心理学的見地からも 

「無我の境地」で何かの行為に「熱中」「没頭」しているその心理状態はスポーツやビジネスなどの場面で語られることが多く、その状態に入ると高いパフォーマンスを発揮できるため、「いかにして『フロー』に入るか」が一つのトピックとなることもある。

 

コロナ禍でマスクを作る事から始まった縫い物ブームには、

不安に打ち勝つ要素もあったのだと納得できます。

自分の体験からもそうです。

 

外出自粛が続いたとき、家の中でパンを焼き、縫い物をする時間が多くなりました。

できあがった達成感、香ばしい匂い、そんなのに癒やされたのでしょう。

 

感じるこころ

多くの人はコロナでそれまでの生活を立ち止まりました。

そして、手芸の力を見直す事になったのかもしれないです。

効率優先、勝ち負けの価値判断から離れて、

人間らしさ(早川ユミさんいうところの原始性)を取りもどそうとする動き。

土につながったり、地球につながること。

多様性を受け入れること。

こころで感じていることに目を向ける、

考えることだけでなく、感じることを大切にする生活。

それがもっと大きな力になると、世の中が生きやすくなるかも。

 

感じるこころは自分の心に向き合うことでもあり、

それは禅の瞑想にもつながっていきそうです。

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白湯にクコの実いれます

 

 

アジアの智慧を選ぶ生き方 少林寺の教え 言葉は共有できるが体験は共有できない

TEDのプレゼン

英語の勉強にもなるTEDのプレゼンを見ました。

Youtubeのおすすめで出てきた、少林寺の僧侶です。

わりと易しい英語でした。

ドイツで生まれ育った少年には、民族的なルーツであるアジアの智慧

ヨーロッパの合理的なプラグマティズムとの選択肢があります。

両親が望む役に立つ資格(MBA)や学歴(2つの大学の学位)を手にしても、

彼はなにかが足りないと思いました。

そして僧侶として生きる道を選びました。

 

www.youtube.com

 

僧侶の生活

少林寺ではカンフーの練習もあり、体を鍛え抜きます。

自分自身を見つめる内面への探求と離れていません。

日常の行動規範も、修行のうちです。

彼の言葉で心に残った(良く聞き取れた!)言葉

I am not the body.

I am not the mind.

I am not my emotion.

it's just that I can see all these three aspects about me

体や心はあなた自身ではない、

それを客観的に見ている自分がいるのです。

 

ヨガにも禅でも繰り返し説かれるアジアの智慧です。

 

道を見つけること

人の生き方をコピーするのでなく、

人生のマスターになりましょうと説きます。

人はそれぞれユニークで、それがいいのだから

(つまり多様性が前提)

自信を持って自分らしい道を生きればいいのです。

 

少林寺のマスターの例え話。

山の麓で山に登りたいと願う人がいます。

旅人に山の頂上の様子を聞きます。

もっと他の方法があるのではと、別の人にも尋ねます。

たくさんの人に上った方法や頂上での感想を聞きます。

でも、自分で上らないでは頂上での眺望を望むことは出来ないのです。

 

私は情報や知識ばかりを集めて、その先を実体験することに乏しいです。

掃除にしても、

庭仕事、ヨガ、瞑想・・・

 

自分の足で山に登りなさい!

と言われたのです。

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知人からお庭の写真 行動する人は素晴らしい!!

 

思うようにならない 私の舌先三寸 コントロール不能

瞑想の呼吸法

ヨガをしている時も呼吸法をしているときも、

ふと気がつくと舌が上顎にくっついています。

私の舌はコントロール不能です。

ヨガセンターでは、最後の瞑想(シャバアサナ)の時、

舌は力を抜いて下顎に納めましょう、とガイダンスされます。

そうすると舌の奥が盛り上がって、喉をふさぎ苦しくなります。

いつも舌の置き場所が気になって、うまく脱力が出来ません。

 

舌を傷つける

録音図書を読み始めてからも、舌のコントロールに悩まされます。

口を大きく開いて滑舌良く話そうとすると、舌を噛んでしまうのです。

一時は舌がんになったかと疑うほど、口の中が痛くなりました。

録音をする緊張感で、舌に異様に力が入りすぎたのでしょうか。

歯が欠けてギザギザになり、それが舌を傷つけているのかと疑いました。

歯医者さんでは異常なしと言われ、本当に安心しました。

ただただ、口の中がコントロールできていないのです。

 

口先のコントロール

物理的に口の中のコントロールが出来ていないだけでなく、

こころのコントロールが出来ていないことが、

表象として舌の怪我としてでているのでは。

言葉を大切にしないこと、

思ってもいない調子のいい言葉を使っている、

実行していない実行できないことを口先だけで言っている、

そんな私のいたらない部分を私に自覚させるための計らいのような気がします。

 

(仏の)計らい?

口先だけのきれいごと、

それを続けていると、口の中の異常は治らない気がします。

 

不幸とか災難があったときも、それが自分を振り返る契機になる、

という考え方を仏教の勉強とか法話で繰り返し聞いています。

数週間にわたった口中の痛みは、

痛みさえなかったらどんなにいいだろう!とこころから思うことが出来、

無駄にいい加減なことをべらべらしゃべることをやめようと思わせてくれました。

 

痛みがなくなるとこんな気づきもすぐ忘れてしまいます。

繰り返し繰り返し何かの計らいでもって、自分をいさめていくのでしょう。

そんなふうに思えるようになったのも、自分の進歩だと気づきました。

 

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地味な布も組み合わせたらいい感じ

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黙々と小物製作中

 

椅子を磨いてみても 雑念ばかり コロナストレスかしら

コロナストレス?

なんだか気分が落ち込みました。

睡眠が一番の特効薬かもと、ブログを書くのもやめて早寝。

書くネタはあるのですが、無理にひねり出すのはやめようと。

たっぷり寝た後も気分は優れず、

これってコロナストレスなのかしらと思ったりしました。

旅行や友人との会食はできなくても、一人での買い物やランチはしているのです。

でも、出かけたいと思っても躊躇してやめてしまうことが多く、

それが心のストレスとして知らない間にたまっているのかもしれないです。

 

やめていること

月に一度くらいのお楽しみだった都心の無印良品のお店へのお出かけ。

ブラブラ商品を見るのも楽しいけど、そこに買い物に来ている人を観察、

というか、その中に混じっているのが好きだったのです。

無印のカフェで、野菜たっぷりで体に優しいランチを食べると、

家でも健康的な食事を続けようというモチベーションにもなっていました。

フラッとミッドタウンのサントリー美術館に行く楽しみもありました。

テナントののちょっとした雑貨を見るのも楽しみでした。

ブログを読んで、出かけたくなる場所やイベントも行くことができません。

外出自粛は自分にはあまり関係ないと思っていたのですが、

制約された生活が1年以上続いているのですね。

帰郷も2年近くしていません。

 

それぞれが我慢を強いられている生活です。

 

ストレス解消

ストレス解消の一番手軽な方法はは、

食事・アルコール・カフェインなどです。

アルコールやカフェインは、依存になりやすいです。

食事とか間食は太って、あとから後悔するに決まっています。

 

今日は「物をピカピカに磨く」ことにしました。

火曜日は掃除ルーティンで浴槽の日。

浴槽の洗面器や椅子を磨くことしました。

毎回の掃除でもサッと磨いていたのですが、良く見ると湯垢が!!

購入したときついていたシールがそのままだったりしました。

ブラシとアクリルたわしを使ってゴシゴシ。

でも、掃除中も頭の中は雑念ばかり。

今日はこれまでと、終わりにして

「ブログのネタができた。と思うことにしました。

 

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70%の出来

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リクエストしていた本が届きました

コロナ後のスローライフを提唱する、勝間さんの新刊を読むことにします。

 

 

コロナ禍以後も精神疾患が多くなる 「ずぼら瞑想」を管長さんにほめられる

コロナ禍そしてコロナ以後も

円覚寺管長さんの対談は、禅僧でもあり精神科医でもある川野さんとの対談から。

何回かのシリーズですが、興味深くて一気に見てしまいました。


【お寺で対談①】禅僧、精神科医になったきっかけ、マインドフルネス取り入れたをきっかけ | 林香寺住職/精神科医 川野泰周氏・臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老師

今、心療内科のクリニックに駆け込んでくる方が多くなっているそうです。

大人も子供も大変なんです。

・リモートによる環境変化

・交流がなくなることによる不都合

・学校の休業で提出物が増えてストレスに

これらの生活の変化によるストレスは、適応するまでにとても時間を要します。

新しい生活様式と言われていますが、それは私たちにストレスを与えていることを認識する必要がありますね。

 

そして、コロナの終息後は、もっと増えるだろうとの予想に驚きました。

緊張の後の燃え尽き症候群が予想されるのです。

 

そんな中今できる心の整え方を提供したいと思い診療に当たっているそうです。

  


【お寺で対談②】新型コロナウイルス、心療内科・精神科の現状、この先のお寺の在り方 | 林香寺住職/精神科医 川野泰周氏・臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老師

 

宗教の必要性 

そして、今宗教は必要とされているかどうかに話題が移りました。

川野さんは過去の例からも

歴史的な危機の後には心の時代が来る

だろうと予想しています。

川野さんはそのための心と体の健康のための場所として、お寺が使えると考えます。

www.tera-buddha.net

以前から始めていたこの活動を、全国に広めていきたいという野望をもっています。

お寺を拠点に グループワークや対話を実践しています。

ユニークに精力的に活動しています。

 

叱られそうなので南嶺管長に献本はしなかったけど、

管長さんが勝手に手に入れてほめていた川野さんの御著書はこれ、 

ずぼら瞑想

ずぼら瞑想

  • 作者:川野 泰周
  • 発売日: 2018/04/05
  • メディア: 単行本
 

 むつかしくなく、楽しくできる瞑想の本です。

 

ここにも若い熱心な禅僧がいました。

 

天風会ZOOM講習会 神経反射の調節法と精神使用法   クンバハカ呼吸法で瞬時に調節

前回の学び

一ヶ月前の講習会では「苦労厳禁」とか「良いことや楽しいことを暗示にかけてしまう」ことなどを学びました。

hoymin.hatenablog.com

今でも朝起きたときは「私は元気」と声に出して自分にそのイメージを焼き付けるようにしています。

 

今回は

普段神経は刺激を受けても、反射的にバランスを取ってストレスに打ち克つことができます。

情報や刺激の多い現代はストレスを受け続けて、心が弱ってしまいます。

自分では気がつかなくても、慢性的に疲労感があるというのです。

そういう神経の正常な調節機能を回復するための方法として、クンバハカ呼吸法があるというお話です。

 

神経反射を瞬時に調節するクンガハカ呼吸のやり方

1 肛門を閉める

2 肩を下ろす

3 下腹部に力を入れる

この3っを同時にするが、場合に応じて息を瞬間止める

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パワーポイントを使ってわかりやすい

現代での必要性

・多大なストレスで神経系統の生活機能が低下している

・調節の乱れている人は小さなことでも大きく影響を受ける

・その影響はストレスの大きさに因るのでなく、心の知覚した分量による

・ストレスの継続が身体の健康を破壊する

・神経がすり減ると、心が弱っていることにも気づかない

 

いつどんなときに

常に肛門を70%から80%締めておくことが良いそうです。

参加者からの質問で、日常忘れないようにするには

「道具を使うとき、例えば包丁を持ったらクンバハカ、人と会うときもクンバハカ、何をするときもクンバハカをするといいですよ」

面白かったのは、重い物を持つとき、注射をするときもクンバハカ呼吸法をすると身体も心も楽になるそうです。

 

中村天風が厳しいヨガの修行で体得した智慧の伝授です。

他にも自分の心の使い方のお話もありました。

1時半から4時近くまで今回も盛りだくさんでした。