ちくちく針仕事もいい
早川ユミさんの本を読んだり、Instagramで彼女の作品を見たりしています。
少数民族の伝統的な手仕事の布を使ったり、体が喜ぶ衣服や食べ物の話です。
手仕事でものを作ることが、人間にとって心地よいものだという記事があります。
オリンピックで話題になりました。その頃の記事から引用すると
男子シンクロ高飛び込みの金メダルに続き、男子高飛び込みで銅メダルに輝いたイギリスのトム・デーリー選手。
インスタグラムで「編み物から心の平穏を得ている」と明かす
心理学的見地からも
「無我の境地」で何かの行為に「熱中」「没頭」しているその心理状態はスポーツやビジネスなどの場面で語られることが多く、その状態に入ると高いパフォーマンスを発揮できるため、「いかにして『フロー』に入るか」が一つのトピックとなることもある。
コロナ禍でマスクを作る事から始まった縫い物ブームには、
不安に打ち勝つ要素もあったのだと納得できます。
自分の体験からもそうです。
外出自粛が続いたとき、家の中でパンを焼き、縫い物をする時間が多くなりました。
できあがった達成感、香ばしい匂い、そんなのに癒やされたのでしょう。
感じるこころ
多くの人はコロナでそれまでの生活を立ち止まりました。
そして、手芸の力を見直す事になったのかもしれないです。
効率優先、勝ち負けの価値判断から離れて、
人間らしさ(早川ユミさんいうところの原始性)を取りもどそうとする動き。
土につながったり、地球につながること。
多様性を受け入れること。
こころで感じていることに目を向ける、
考えることだけでなく、感じることを大切にする生活。
それがもっと大きな力になると、世の中が生きやすくなるかも。
感じるこころは自分の心に向き合うことでもあり、
それは禅の瞑想にもつながっていきそうです。