70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

【70歳が老化の分かれ道】和田秀樹 著 まさにタイムリーで私の気持ちにフィットします

和田秀樹さん

「30年以上高齢者専門の精神科医として医療現場にいた」

という書き出しに驚きました。

私にとっては東大出身で、受験のノウハウを教えてくれる人だったのです。

著書がたくさんあり、活躍していることは知っていました。

この人の本を読んで、甥が塾にも行かず自宅学習で慶応大学現役合格です。

それもあって、書いてあることが信用できるんです。

 

 

70歳以上の服薬とか手術について

癌が見つかっても手術はしないことを勧めています。

健康診断さえしなくていいと。

癌は見つからなくても数年元気に生活することができる。

それより手術して、体力が落ち生活の質が低下する方が問題というわけです。

不健康で長生きするより、健康で元気な数年の方に価値があるのではと問います。

 

85歳以上で死んだ人のほとんどが、体内に癌を持っているそうです。

癌と共存しながら他の病気で死んでいくのです。

 

また血圧やコレステロールを下げる薬についても、

将来生じるかわからない心血管障害のために、

血圧やコレステロールをコントロールする薬を飲む必要はないと。

服用で活動力の低下や免疫機能の低下まで引き起こすことになるというのです。

つまり、頭がボーッとしたり、からだがよろけるなど。

著書は血圧が220くらいあるので降圧薬をのんで170くらいにコントロールしているそうです。

 

栄養状態が改善された今では、動脈瘤がないかぎり血圧が200あってもまず破れることはありません(110p)

この言葉に私はとても勇気づけられました。

血圧が150とか高めで、健診の度に「指導」されるのです。

でも自覚症状はなく、薬を飲むことがストレスに思います。

「そろそろ薬を飲んだ方が良い」と毎年言われるのを、

「生活習慣で改善しますから」と服薬を回避しています。

 

医学の知識のない患者さんだと、少々、薬の副作用があっても、医師が健康のために処方したのだから我慢しようと考えてしまいがちです。しかしそのような我慢は必要ありません。我慢したところで、それで長生きできるなどという確証はないのです。(114p)

今年も検診の書類が送られ、クリニックからもお誘いの電話があるでしょう。

やめてしまおうかと迷っています。

検診って待ち時間が長いんですよね。

 

医学が(そして科学全般においても)発展途上で、

常識と言われたことがひっくり返ることもよくあります。

 

我慢をして長生きできる確証がないのなら、いまの生活において快適さを優先するという視点がもう少しあってもいいのではないか(150p)

そうなんです。

私はこういう考え方でこれからの人生を生きていきたいと思います。

これは勝間さんの時間割引率の考え方と一見矛盾するようですが、

今わかっていること、自分が正しいと思っていることを否定しません。

適度の運動とか良質な食事と睡眠、心地よい環境(人間関係も含めて)は重要です。

 

怠惰や不摂生のすすめではないのですから。

 

無理をしない、我慢をしないということは、ストレス要因を減らします。

それだけで免疫力も上がり、自律神経も整うはず。

 

70歳からの生き方が見えてきました。