横に狭く直線上に
パールシュヴァ・コーナーアサナの練習のときです。
完成形で、後ろ足側の腸骨とおへそを上に向けて、とインストラクションがあります。
体を横に狭く薄くするためなのですが、難しくて皆が苦戦していました。
そこで純子先生からのアドバイスが入りました。
「おへそを腸骨のほうに動かしなさい!」
純子先生の見本を見てから、言葉通りにおへそを動かしてみました。
少し動いて、腰が起き上がりました。
後ろ足のかかとに乗って胸が広がる
・ウッティタ・トゥリコーナアサナ
・ヴィーラバドラアサナⅡ
・パールシュヴァ・コーナーアサナ
これらは、全部前足は真横にしますが、体は正面を向いています。
その骨盤が正面を向いたまま身体を倒していくと、体を横に狭く薄くすることになるのです。
でも体を横に倒していくと、どうしても骨盤が下がってしまって前傾しがちです。
その時、おへそを後ろ足側の腸骨に向かって動かすと、腰が起き上がってきます。
そして不思議なことに、後ろ足のかかとに乗ることができバランスがとりやすくなります。
すると、体が前傾することなく胸が開き、内臓がつぶされることがないのです。
力強く安定したアサナ、気持ちがいいと思えるアサナになるための道筋です。
また一つ、アサナを深めるための智慧をいただきました。