不調のときに
後屈の練習が苦手です。
ヴィパリータ・ダンダアサナでいつも気持ち悪くなります。
BASICのクラスでは第3週に後屈の練習があります。
ウールドヴァ・ダヌラアサナ(ブリッジ)の練習で、その前段階の練習でもう気持ち悪くなりました。
貧血なのでしょうか、吐き気がして手足が冷たくなり頭痛も始まりました。
しばらく上向きになって休んだら落ち着いてきました。
後は、スプタ・バッダ・コーナアサナでリラックスかと思っていたら、純子先生の指示はチェア・サルワーンガアサナでした。
「えっ、腰を上にあげたらまた気持ち悪くなりそう。ボルスターにもたれて前屈したい気持ちなんだけど・・・」
でも、ポーズに入ってみたら大丈夫で、気持ち悪さも頭痛も起きません。
そういえば、サルワーンガ・アサナはどんな病気のときにもいい、元気が出る万能のアサナなんでした。
アジャスト
普段と変わらなくアサナに入っていたら、純子先生がちょっと手を加えてくださいました。
椅子の上に伸ばしている足の付け根にウレタンブロックをはさんだのです。
「どうです?変わりますか?」
私は「おなかが柔らかくなって広がりました」と答えました。
次に「これはどうですか?」とひざ下をベルトで締めてくださいました。
ブロックをはさんだときはおなかの下の方が広がったのですが、今度はおなかの上の方まで緩んで広がってきました。
魔法のようです。
気づき
先生のアジャストの正確さと知識に感心すると同時に、自分の体についての気づきもありました。
私のお腹は、まだこのほど緩む余地があるということです。
チェア・サルワーンガアサナでは椅子の座面を使って、楽に逆転の姿勢ができます。
それなのに、お腹を緊張させていたのです。
胸も広げますが、お腹も窮屈にならないようにとは、いつもいつも繰り返し言われている言葉です。
お腹が広がって内臓が窮屈でなくあるべき場所にゆったり納まっていると、元気になるのです。
これからは、チェア・サルワーンガのとき、お腹はどうなっているかしらって観察することにします。
意識して緩めることができるのかどうか、試してみます。
ヨガの修行は続きます。
*プーナでの練習風景。後屈の練習はこんなことから始めるといいかもしれないです