長く維持すると
ヴィーラバドラアサナⅡでは両手を肩の高さで広げます。
そして、前足を90度に曲げる練習をします。
坐骨を下に下ろしていって、すねが垂直になって太ももが水平です。
その練習を何度もしていると、伸ばしている腕が疲れてきます。
傾いたり、指先がだらんと力が抜けてきたりします。
そんな様子を見ていた純子先生からのアドバイスがありました。
背中の筋肉
腕だけで上げていると重くなって疲れるのが当然なのだそうです。
背中の筋肉も使います。
純子先生が後ろ向きになり、腕だけを使っているときと、背中の筋肉も使ってあげているときの違いをを見せてくださいました。
背中の躍動感が、全然違います。
統一されて
これも、ヨガはホリスティック(統一)ということです。
ヨガのアサナは、体の一部分だけを使ってするのではなく、体全部を統一して使います。
腕を伸ばしているときも、腕だけでなく身体全体を使っていると、疲れずに力強くいられます。
そういえば
こんな解説もありました。
足のかかとの骨を強く押し続けるその強さを、ひざを伸ばしふとももを骨に押す強さにつなげ、大胸筋から二の腕も膨らませることができる
かかとから手の指先までの意識を向けるポイントを、ネックレスの玉のようにとたとえたときもありました。
とにかく、アサナのときどこか一か所だけが辛いのは、体全体を使っていないのかもしれません。
アサナの完成形まで、たくさんの切り口でトライし続けています。
完成形と思った後でも、
どうかな?
こうかな?
こうしたらどうなる?
体への探求に終わりはありません。