70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

【直角出し】縫い代の付け方とポケットの付け方の動画とか次回迷わないように記録

サーカスパンツ風コクーンパンツ完成

 

2日で完成 これは後ろ

ホワイトデニムのパンツできあがり。

はくと可愛いんです。

 

これから何着も作ろうと思うので記録を残します。

岡山デニム 高密度ホワイトデニム 10オンス 綿(コットン)100% 岡山県産 デニム生地641円(50cm)×4

今はこの布は売り切れで値段も上がっていました。

 

パターンのカスタマイズ

この本のパターンをカスタマイズ。

ただ服さんと同じように、

私はMサイズで、丈は10cm伸ばしました。

パンツ裾の前後に幅4cm長さ20㎝のタックを1本ずつ。

後ろポケットも2つつけました。

脇や股下の折り伏せ縫いは難しかったので

途中からほどいてロックミシンで始末に変更。

縫い代を短くしてしまったので、

ロックミシンをかけてから表からステッチで押さえました。

 

ただ服さんの動画3本と共に、自分の記録を残します。

 

1回目

【 アレンジ満載♪ 】市販のパターンで作るサーカスパンツ"風"パンツの作り方|ただ服をつくる 洋裁教室 - YouTube

「アレンジ方法大公開」とサブタイトルにあるとおり、

自分好みにパターンをカスタマイズする方法。

タックは下まで縫ってお腹を平らに見せるひと工夫。

カスタマイズした後、ちょっと補正して寸法確認するなど

洋裁学校で教えてくれるような(有料級)知識満載でした。

 

2回目

【 失敗しない縫い代の付け方編 】市販のパターンをアレンジして作る♪サーカスパンツ"風"パンツの作り方|ただ服をつくる 洋裁教室 - YouTube

ここ大切です。

縫い代を工夫してつけるとミシンで縫うとき簡単になります。

直角出し、初めて知りました。

直線部分の延長線と、カーブ部分の縫い代がぶつかったところで直角出し

これを理解することが難しくて何度も見直しました。

特にポケットの所、

失敗して裁断し直し。

指定通りに縫い代をつけたらポケットがきれいにできあがり感激。

ダーツの決め方と取り方、その後に裾線のパターンの補正方法。

(縫うときにも縫い代部分全部は縫わないというコツがありました)

こんな形に縫い代がつきます



3回目

【 アレンジ満載♪ 】市販のパターンで作るサーカスパンツ"風"パンツの作り方|ただ服をつくる 洋裁教室 - YouTube

最後のウエストをつけるところです。

・ベルトパーツを半分に折ってアイロンをかける

・一方の端を8mmで折りあげる

・もう一方は1cmの線をチャコペンでつけておく

・1cmの縫い代で輪にするときは

  折りあげたほうを下に置いて上からミシン

  上から真ん中の折り線から2,3針出して縫う

  下の折り線から2、3針上から再びミシン

  広げて四角く縫い止めておく

・パンツ本体と縫い合わせ

  本体に輪になったウエストベルトを裏にしてすっぽりかぶせる

  後ろ中心、前中心を合わせ、あとも等分にしてピンチ。

  多少会わないときはタック部分で調整

  1cmの縫い線に合わせてミシンがけ1周

  真ん中の折り線からパンツ本体を包みこむ

  表からウエストベルトをしつけ糸で仮縫い

  表のベルトの下端(ベルトにかかってもすぐ下でもどちらでも)

  裏のベルト(2mm長いはず)を押さえるようにしつけでとめる

  表からミシンをかける

 

・ゴムを入れる

  パターンで7cmだから3.5cmのできあがりだけど

  上に2mmのステッチをかけて2.5cmのゴムでちょうどだった。

  ちょっときついくらい。

  先頭は安全ピンの大きいの(はずれないくていい)

  うしろは大きなクリップでストップ

  必ず試着してゴムを調節してから本縫いN字にミシンで止める

 

ちょっと感想

美濃羽まゆみさんのバルーンパンツより股上が浅いので、

スマートに見えます。

後ろにつけたポケットのせいもあります。

ダーツを入れることですっきり感が増しています。

ホワイトデニムは汚れやすいので、

しばらくはお出かけ用にしたいです。

ダーツはできあがりから5mmまでで縫い止まり

気になったこと

ただ服さん、後ろ身ごろ前身ごろといっていますが、

わたしは前パンツ後ろパンツといった方が良いかなって思います。

見ごろは上半身だけだと思っていたんですけど、

調べたらスカートも前身ごろということもありどちらでもいいみたい。

 

次の日もうひとつつくりました

 

立ち居振る舞いが大事なこと 身体を鍛えて調えることにもなるのかしら

佐々木閑先生

いつもの仏教講義と違ってゲストを迎えての回がありました。

禅宗のお若い僧侶二人。

佐々木閑先生の教え子と親友と紹介されていました。

現代に仏教とかお寺がどう役に立つのか、

原始仏教を学びながら人に役立つ仏教を考え続けるお仲間。

「朋あり遠方より来たる、また楽しからずや」

コロナで会えなかった人との再会を

本当に楽しんでいる様子です。

www.youtube.com

僧侶であること

お二人を一緒にタイの僧院に滞在したときのこと、

僧形のお二人は尊敬されて大事にされ、

先生は在家として末席に侍したとのエピソード。

僧侶が人々に尊敬されるのは、

古今の知識を広く身につけているからだけでなく、

そしてそのたたずまい、立ち居振る舞いがそうさせるとのこと。

べらべらしゃべるより、訥々と述べている姿も尊いと重ねています。

 

立ち居振る舞い

この立ち居振る舞いという言葉、

仏教の教えの大切なことがすべて含まれているような気がします。

姿勢を正す、腰を立てる、それによって身体を調えることが出来ます。

身体を支える筋肉と鍛えることができ、

内臓はゆったりとして働きが良くなります。

無駄口をたたかず本当だと思うことだけを少なく話す。

身辺整理と共に、自他の境目をなくして室内や家、庭へと片付けを進める。

 

今私が出来ていないこと、でもそうでありたいことを

この言葉が表現していると思います。

 

自分だけでなく他人のためにも

心したい「立ち居振る舞い」です。

公園の花壇

 

 

 

視覚障がいの方と街で出会ったとき手助けできること3つ

石田由香里さん

視覚障がいの方のことを知りたいと思って見ていた動画、

突然消えてしまったそうです。

彼女の発信、動画は私にとって学ぶところが多かったのに。

www.youtube.com

この動画の概要欄に動画を配信しようとした動機があります。

たくさんの方に読んでいただきたいです。

私が見た動画でなるほどと思い、

たくさんの方に知っていただきたいことメモとして記録。

 

街で手助けがあるといい場合

電車の中で扉近くに立っている。

空いている座席が見つからないだけで座りたいかもしれない。

「座席が空いていますよ」と声かけをする

 

工事などでいつもの道路が通れない

慣れた道を通れないと戸惑ってしまうから声をかけて欲しい。

 

信号で

音声案内がない場合、車が通る音がしないと青信号と思ってしまう。

信号が青ですよ、信号は赤ですよ、と声かけしてもらうと嬉しい

 

基本的に

「お手伝いしましょうか」の声かけはうれしいそうです。

いらない場合は、「大丈夫です。」と断ることが出来るから。

 

そうは言われてもなかな声はかけづらいものです。

もっと由香里さんの動画を見て知識を増やしたいと思います。

応援したいです。

 

【楽天スーパーSALE】欲しかった生地をお買い物 何を作るのかメモ

サーカスパンツ

ただ服を作るさんのサーカスパンツ

www.youtube.

旦那さんに作ってから、自分用に改良を加えた

2着目のサーカスパンツ風コクーンパンツ。

いつも作っていた美濃羽まゆみさんのサーカスパンツよりほっそりしています。

 

生地はただ服さんのお勧めのホワイトデニム

item.rakuten.co.jp

楽天スーパーセールで2M購入。

641円(50cm)×4 

送料を無料にするため他の生地も探して

岡山県産 サルファーカラーシャンブレー 6オンス 綿(コットン):100%

も購入してみました。

トップスを作る予定です。

 

たためるエコバッグ

とても可愛くて機能的なので、プレゼントに良さそうです。

www.youtube.com

とても気に入ったので、同じ生地を探して注文しました。

item.rakuten.co.jp

396円(50cm)×2

2色購入しました。

4mまでメール便で送れるそうなので、送料は2つで290円。

到着が楽しみです。

 

『京都に女王と呼ばれた作家がいた』花房観音著 努力の人だったかわいらしい人

山村美紗の夫

サブタイトルが「山村美紗とふたりの夫」とあります。

ひとりは西村京太郎でもう一人は戸籍上の夫山村巍(たかし)さん。

二人の男性に支えられて、美沙は小説家になり、小説を書き続けました。

筆者は小説家ですが、夫へのインタビューをはじめ取材を重ねて書いています。

大手出版社には美沙の夫問題はタブーのようで、

出版は地方の小さな出版社でようやく叶いました。

美沙の死後20年間口を閉ざしていた夫の

本当の気持ちはどうだったかにせまっています。

 

美沙は努力の人だった

山村美紗は子どもの頃から小柄で病弱だったようです。

ぜんそく持ちで、65歳で帝国ホテルで執筆中に死にます。

それまでも一日20時間も書くような生活を続けています。

多作の裏にはそんな努力の日々があったのです。

虫垂炎を20年くらい手術せずに散らして、

最後には大ごとにしてしまいます。

そんな彼女を生活面で支えていたのが夫なのです。

 

流行作家としては別の顔を作っていました。

表面上の社交の場でのパートナーは西村京太郎。

二人でタッグを組んで編集者や出版社をもてなし、

話題作りをしてブームを盛り上げていったのです。

 

彼女は努力なしには成功できないことを知っていました。

娘の紅葉さんが回想しています。

「女性が何かの分野で社会的に成功すると言う事は、男性が成功するより3倍大変なことなのよ」と紅葉は幼い頃から母に言われていた。

女を利用したのではなく、女だからこそ

人並み以上の策を弄することが必要だったのです。

松本清張と西村京太郎はミステリー作家になるために必要でした。

夫は病弱な自分が野心を達成するためのパートナーでした。

 

封建的な環境の中美沙は家事と育児をしながら作家を目指すことがどれだけ大変かと言うのを身に染みていたのだろう。ご近所の目もあった。特に京都は昔ながらの人たちが住んでいる土地で価値観も古い。子ども置いて家を留守にするのはとんでもないことであった。

だから、家庭臭を一切出さない、「作家山村美紗」を作り上げたのだと思います。


巍は美沙と暮らし始めてから、美沙が小説を書いている時だけは喘息の発作が起きにくいことに気づいた。医学的な根拠があるわけではないが、小説を書くのは、美沙が生きるために必要なことなのだ。ならば世間が美沙を非難しても、自分だけは味方でなければならない。数々の求婚者達の中から自分を選んで結婚してくれた美沙だ。

美紗の夫は影の人として支え続けました。

数学教師を定年まで勤め上げ、娘二人を育てました。

お葬式の日に喪主席には巍さんが座って、

皆さんを驚かせたそうです。

親族席に西村京太郎さんも並んでいたそうです。

どちらも美沙を支えた人なのです。

二人に心から支えられて、美沙さんは幸せだったと思います。

それだけ可愛く、魅力的だったから愛されたのでしょう。

 

流行作家になった女文士

傲慢だったり高飛車な態度をとることもあった美沙は、

よく不安を口走ったそうです。

どうして、皆の前では傲慢に見えるほどに振る舞うくせに、こんなにも自信がなくて不安なのか。攻撃的になり、相手を怒鳴りつけては、後悔することを繰り返す。

美砂自身もわかっている。

賞が欲しい。

1番欲しいのは、直木賞だ。

直木賞さえ手に入れれば楽になれるの

 

この部分を読んで『女文士』林真理子著を思い出しました。

この本のヒロイン眞杉静枝さんも、

本を出したい、賞が欲しいと切望します。

違いは才能と努力と男運。

美沙は京大名誉教授の父から物理や数学好きの頭脳を受け継いでいます。

トリックを考えるのが大好き。

株でもうけてから中学教師を辞め、小説を書いて応募し続けます。

かわいらしく明るく、話題も豊富で男の人を飽きさせません。

松本清張も彼女から京の食べ物やら文化のあれこれを引き出したそうです。

夫も西村京太郎も彼女を支えてくれました。

締め切りに終われ、身を削るようにして書いていたけど

書きたいことがあふれてくるようにあったそうです。

なんだか戦い続けて、前のめりにつんのめって倒れてしまったよう。

 

彼女は何と闘っていたのかしら。

才能のある女が生きていく道が、

もっと広くなるようにと闘っていたのかしら。

作品中に出てくるヒロインにその思いは託されているのかもしれない。

そう思うとこれから「京都ミステリーもの」を見る目が違ってきそうです。

 

 

 

一日かけて補修 お気に入りを大切に使う

何年も毎日のように

家人はお金を使わない人です。

義兄の形見の上着を大切に何年も着ています。

暖かいDAKSのジャケット、袖がすり切れてきました。

袖口のリブを切り取り、直すことに。

周りの布地も弱くなっています

切り取ったリブを裏にして補強のため貼り付けることに

両面テープで仮止めしてジグザグミシンで貼り付け

両手首を補強

カバーしきれないところは裏から布を当ててダーニング。

ジグザグミシンでの補修、補強をしました。

新しいリブニットを縫い付け

今までの修練

思い出の品物を大切にすることが出来ました。

お金の節約もできたので家人も大喜び。

喜んでもらえて私も嬉しい。

 

今までミシンでいろいろ作ってきた修練の結果だと私も感慨深い

・自作かっぽう着で色で失敗したリブが他で使えて良かった

・袖をほどいて縫い直しは今まで縫い直しをたくさんやったから苦にならない

・ロールカッターを買ったのできれいに切れた

ロックミシンがあり使っているのでリブが縫えた

・アイロンをかけて丁寧に作る手順が身についてきた

・考え工夫する思考回路が出来てきた

 

図書館がお休みで録音図書のない一日を

どこかに出かけることなく家で過ごしました。

 

『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』川内有緒 著 目が見えるか見えないかでなく人間の問題

自分を見つめ直す

著者は全盲の白鳥さんとアートを巡る旅に出ます。

美術館巡りでもあるのですが、

自分の価値観や生き方を見直す旅にもなっていきます。

 

絵画や仏像、現代美術を前にして会話をしていると

新しい世界の扉がどんどん開き、

それまで見えていなかったことが見えてきた。

アートの意味、生きること、

障がいを持つこと、一緒に笑うこと。

白鳥さんとアートを旅して、

見えてきたことの物語。(カバー袖より)

 

本の表紙からグラフィックの多い気軽なアート紹介、

障がいの方と行動するときのハウツー本かしらと思っていましたが、

中身は内省的な重い内容でした。

 

きっかけはわからない

この本を図書館にリクエストしたきっかけは忘れました。

予約の順番がやっと回ってきて、私の後にも6人が待っています。

そんなに話題になった本だったのかしら。

ノンフィクションの賞も受けています。

Amazonの紹介で

「岸田奈美さん(作家)推薦」とあるので、

南嶺管長と岸田さんとの対談で紹介されていたのかもしれないです。

視覚障がいの方の実際を知りたくてリクエストしたような気がします。

障がいの方とお会いする機会が増えて、

どんなふうに振る舞ったらいいのかヒントを探していました。

 

人間の問題

障がいの方といってもそれぞれだということです。

本の中の白鳥さんは障がいの方を代弁しているのではなく、

本当に個性的な方なんです。

一緒にアートを巡る旅をする著者は、

そこで出会うのは自分の過去だったり価値観です。

差別や偏見は良くないと意識して行動してきたつもり、

でも出生前診断の結果に頭を抱えたことの意味。

白鳥さんが「晴眼の人とおなじようにふるまいたい」と思う気持ち。

そんなあれこれが、心の中にどうしようもなくある偏見だと気がつきます。

 

白鳥さんは「誰にもある偏見、程度の問題じゃないですか」といいます。

だからって許されていいのではないですが、気持ちが少し楽になります。

 

視覚障がいを含めた障がいといわれる「機能の不全状態」

誰にでもいつでもなり得ると思います。

私もそのうち視力が落ち、本も読めなくなるかもしれません。

そんな私の少し先を行って、それでも豊かに自分らしく生活していく知恵をもっている先人たち。

そんなふうに思っています。

 

人間に出会っているのです。

今見えていることが幸せ