紙風船
直径20cmくらいの紙風船を、息を吹き込まずに膨らまします。
ある程度広げてからポンポンと上に突くとだんだん丸くなります。
全員で紙風船を突く様子は大人が身体と心を緩めるためのワーク。
効果はそれだけではありません。
体幹を意識することもできるのです。
紙風船をつぶさないように押す
立って:胸の前に両手ではさみ、力一杯押す
坐って:膝の間にはさみ、両腿に力を入れてつぶさないよう押す
これで体幹を訓練することができます。
実験
両手を前に出して立っているとき、
横から押されるとたわいなく揺れてしまいます。
それが両手に紙風船を乗せると、
体の中にしっかり芯ができて押されても動かなくなる。
参加者がお隣の人と実験して、全員実感することができました。
知らなかった自分の身体の働きに驚きです。
これは紙風船がなくても、「ある」と意識するだけでも変化があるのです。
イメージの力です。
坐禅の時に手を組むときも、
状態で坐ることを目指します。
日常の禅
体幹を鍛えることは日常でも意識できます。
電車の中で立っているときは絶好の機会になります。
座れなくてがっかりするのではなく、
あぁ、体幹を鍛える時間にしようと思えばうれしくなります。
日常の禅ってこういうことだと思うのです。
歩くときも足裏三点を意識します。
信号で赤になったら、踵から呼吸する方法を試すことにしています。
左右交互にちょっとだけ呼吸に合わせて上にあげるのです。
これからは電車の中も、身体を意識する時間になります。
毎日が楽しくなります。