妄想デモンストレーション
就労支援に通っている方にヨガをしていただくとしたら、どんな風にするかを私なりにシミュレーションしてみました。
もっと知識があったら、マインドフルネスの話なども入れたいです。
ことばを使って、人に働きかけることができたらと考えています。
写真は道ばたに咲いていたバラですが、本当にきれい。
こんなふうに人間も、生まれてくるだけでも奇跡的で完全に美しいはず。
前説
ヨガ人口はここ数年でとても増えているようです。
世間ではホットヨガがはやりだったり、ヨガといってもいろいろです。
今日は椅子に座って誰にでもできるヨガを皆さんで一緒に体験していただきたいと思います。
簡単ですが、心が整い気持ちが軽くなると思います。
気をつけていただきたいのは、少しでも痛いと思ったらやめてください。
無理をしないでくださいね。
導入
ヨガでは「今に生きること」「今に集中すること」を身体を使って修練していきます。
座っているときは座骨に座ります。
座骨がどこかわかりますか?
両方の手で座骨に触ってみましょう。
触ることで意識できます。
座骨の上に骨盤が立っていて、その上に背骨と首・頭蓋骨がまっすぐ乗ります。
前屈みになりがちですが、それは情報を取りに行こうと前のめりになっているのです。
まだこない未来に対する不安にとらわれている場合もあります。
反対に背もたれにどさっともたれかかっているのは、過去にとらわれている場合が多いです。
過去の栄光にすがっていたり、過去の挫折から立ち直れなかったりです。
ヨガではどちらにも偏らない、「今に生きること」を目指します。
心をコントロールすることはとてもむつかしいというのは、インド哲学で当たり前の前提になっています。
心はコントロールできない、だから身体を動かしていくことで、心もコントロールできるようになっていくというのがヨガのシステムなのです。
実演
皆さんでヨガをする前に、お一人立ってもらいましょう。
耳のところから紐を垂らしてみます。
まっすぐ立っていると、紐のさきはくるぶしの骨のところに来るはずです。
自分が思っているより後ろに体重をかけた方がいいことがわかると思います。
何人かの方に立っていただきましょう。
(何人かの姿勢を見ることで全体の場を和ませる)
実践
では座ったままで身体ほぐしをしてみましょう。
YouTubeではたくさんのヨガ動画がアップされています。
きょうはお勧めの動画で一緒にヨガがどういうものか体験していきたいと思います。
(チェアヨガの動画をプロジェクターで映写しながら)
15分ほどのヨガです。
これほどむつかしくなくて、簡単な方がいいかもね。
このほかにも、たくさんの動画がアップされています。
お勧めをいくつか資料でお渡しします。
お気に入りを探してみてください。
ヨガニードラ
最後にヨガニードラをします。
これは、目を閉じて身体の緊張をゆるめるリラックス法です。
夜寝る前にすると、質のいい睡眠をとることができます。
無料のアプリがありますので、試してみるといいですね。
今日はちょっと長い椅子で座ってできるバージョンを皆さんでやってみましょう。
この中でサンカルパということばがでてきますが、自分の希望や決意のような物です。簡単に初詣でお参りするときの言葉くらいに考えてください。毎日これをおまじないのように唱えていると、自分の潜在意識にしみこんでくれます。
眠ってしまっても大丈夫です。
身体の中を旅するように意識を巡らせてみてください。
(寝たまんまヨガのアプリで椅子に座ってもできるバージョン)
まとめ
ヨガは動く瞑想法といわれます。
動かない瞑想法は座禅ですね。
動かないで座り続けることはむつかしいです。
瞑想のために長時間座るための身体を作るための方法がヨガの体操というわけです。
ゆっくり、呼吸に合わせて身体を動かすことで瞑想にもなるそうです。
むつかしく考えなくても、身体を動かして気持ちがいいと思えばそれで効果はあります。
無理せず心地よさを感じて身体を動かしてください。