70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

『メンタルは食事が9割』宮島賢也 著 腸内環境をよくすればセロトニンも出てくる

精神科医

著者は精神科医ですが、うつ病患者を治療しながらも

自分も7年間うつ病で苦しんでいたそうです。

そして投薬では治らないことを実感したあと、

食生活を変えることで劇的に心身が改善します。

 

うつ病には薬より食生活の改善

薬を飲めば不安や落ち込みは麻痺するけど、

対症療法でしかないのでいったんよくなっても再発することが多いそうです。

また著者の場合、子供と一緒にいるときの幸福感も感じにくくなったそうです。

根本的にうつになる原因とか環境を変えることが必要ということ。

それが食生活を変えることでかなり改善できることがわかってきたそうです。

食べ物と食べ方を変えたところ、2週間で明らかに変化したのです。

 

宮島式食事法

著者が参考にしたのは

・ジェームズ・スキナー氏の「ナチュラルハイジーン」という食事法

・甲田光雄考案「西式甲田療法」という健康法

 

ポイントは

①体に負担をかけない食事を心がける

②腸内環境を整える食事を心がける

③脳に栄養を与える食事を心がける

 

どれも「心がける」ので、絶対にしなさいではないのが

ストレスを避けるために大切なことです。

無理はしない。

ストレスが一番腸内環境を悪化させるんですから。

「ねばならない」の思いは、メンタルの不調には逆効果。

あまり神経質にならないことも重要です。

 

幸せホルモンと言われるセロトニンには良い腸内環境が必須。

セロトニンの9割は腸内に存在します。腸はセロトニンの生産工場だからです。

ただ、食品添加物の摂取は腸内の悪玉菌を増やしてしまうそうだから

 

脳と腸は互いに指令を出し合う関係だとは最近の研究でよくわかってきました。

腸の神経が乱れれば、脳の神経系にも影響を及ぼす可能性が高くなると考えられている

 

セロトニンだけではないんです。

快楽や意欲の調節をになうドーパミンも、

腸内で悪玉菌が増えると減少してしまうのです。

 

できるだけの手作り、

面倒でなくできる素材を生かした料理レシピを増やしたいです。

 

瞑想との共通点

この本にも禅に通じる考え方が出てきましたよ!

心を元気にする最も効果的な食べ方は、

「黙って、ゆっくり食事をする」ことです。・・

口に入れたら、ゆっくりかんでその食品をかみしめましょう・

 

マインドフルネスの「食べる瞑想」と一緒です。

禅でも考えることを止めて頭を休めることが目的の一つですが、

食べることに集中すると雑念や妄想が消えて頭を休めることができるのでしょう。

情報にあふれ、情報をとるためのアンテナを張り続けていることで、

頭は休まることがないのです。

私も食事の時にテレビもつけスマホYoutubeも見ていたい人間です。

なんだか時間を無駄にするような気がするのですが、

それも思い込みですね。

それ以外にも時間の無駄はたくさんしているのに。

 

気が付いたところから少しずつ生活をかえていきたい。

 

まずは小食で、果物や野菜をたくさん食べること。

この本を読んでからまた玄米にしてみようかと考えたり、

水をたくさん飲むことを心がけたり、

ちょっと生活を変えてきています。

 

同じタイトルでたくさんに方が本を出しています。