『大便革命』辨野義己著
図書館にある中で辨野先生の一番新しい本を借りました。
最新刊はなかったけど、主張されていることは変わらないだろうと。
サブタイトルは「腐敗から発酵へ」
実は流行の「酵素玄米」を実践したとき、
効能を疑問視する家族から
「発酵と腐敗は紙一重だから気をつけてね」と釘を刺されました。
食物を大腸の中で腐敗させず、
発酵させてよい腸内環境を作ることが健康寿命を伸ばす一番の方法です。
大腸発癌の原因
肉食の多いアメリカで大腸癌が多くなり、
野菜を食べるキャンペーンが大々的に展開されました。
日本も同じ道を辿ってしまっています。
原因は
①動物性脂肪・肉類・加工肉の食べ過ぎ
②野菜不足
③運動不足
④アルコールの飲み過ぎ
重要度(腸内環境を良くするため)
①腸腰筋や下半身の筋肉を鍛える 50%
②食物繊維や野菜の摂取 40%
③ヨーグルトなど乳酸菌の摂取 10%
食べ物より運動が重要なんです!
坐ってばかりで機能性食品を食べていたって良くないって事です。
(本の中で、機能性食品は申請者が勝手に使えてしまうけどトクホは国の審査があるから信用性があるとの記述がありました。)
勝間さんのお話に良く出てくる、
「歩くこと」「食物繊維」
これにつきます。
健康の概念
「病気があっても、それを克服できる手段を持っていて、日常生活がちゃんとできる」
高血圧であっても、降圧剤を使って日常生活に支障がなければそれは健康と言っても良いのではと言う提言です。
と同時に、体の中には発症しない癌の細胞があるのですから、いつだって前がん状態とも言えます。
その前がん状態を、癌にさせないための腸内環境の改善です。
腸内環境があらゆる病気に関連していることがどんどんわかってきました。
ストレスと腸内環境
腸には免疫細胞の7割が集中しているそうです。
免疫力を高めるには腸と脳がリラックスした正常な状態であることが必要です。
リラックスした正常な状態
これには宗教が大きな力を持っています。
座禅は脳をリラックスした状態に、心を安心な状態に持っていく方法です。
ヨーガでも交感神経と副交感神経の切り替えをして、リラックスに有効。
理論はよくわかっているのです。
私に必要なのは、実践です。
自然に触れること、これだって腸内環境をよくする腸活になるってことです。
この頃庭の草取りもあまり嫌いでなくなりました。