声の力
小池陽人さんの法話の中で音声実相という言葉を知りました。
声には力が備わっているというのです。
響にこそ力が備わる、声音が実相、つまり神の実在と真実を表しているということです。
実相とはグーグル日本語辞書によると
すべてのものの、生滅変化する仮のすがたの奥にある真実のすがた。
音訳で声にいろいろな想いを込めたいと思っている私には、強く頷けます。
人柄が出る声、伝えたい気持ちがこもる声になりたいです。
「聞きやすく」を目指すことは、利他行とも言えます。
唱えるだけ
陽人さんは動画で般若心経の解説を連続でしています。
陽人と学ぶ『般若心経 』其の一:朝のお祈り(2020/05/07)
最後の呪文のような言葉
羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦
菩提薩婆訶
この部分は意味というより、唱えるだけでご利益があると考えればいいそうです。
般若心経には調子が良くリズミカルな部分も多くあります。
意味内容がわからなくても、音で自分の気持ちが安寧になったり、祈り願う気持ちを伝えられたりするのです。
真言とはマントラのこと
そういえば、ヨガのマントラもそうです。
音の響き自体に意味があるとインド人のヨガインストラクターが言っていました。
アシュタンガヨガでは、始めるときと終わりの時に決まったマントラを唱えます。
うちこさんのヨガレッスンや読書会でも、学びの前のマントラがありました。
アイアンガーヨガセンターでも練習前にはマントラ。
沖ヨガでも、食事の前・寝る前の言葉まであります。
天風会でも同様に元気の出る言葉(誦句)を唱えます。
なんだか全部根っこはつながっているような気がしてきます。
音訳にたどり着いたのも、同じ道の延長だったようです。
般若心経の写経をちょっとかじったことがあります。
陽人さんと一緒に般若心経を唱え始めました。
ボイストレーニングになるかしら???