70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

音訳の先輩からマンツーマンで特訓 本当にありがたい

少し読み始めた録音図書

先輩にお願いして、午前中2時間マンツーマンで特訓。

今まで録音した1時間くらいを聞いていただきました。

音訳やコーラスを長年続けている事に加えて、

文字に関するお仕事もしていた頼もしい先輩です。

目から鱗が落ちるような貴重なアドバイスを連発。

最初のページから直しがたくさん入り、このままでは先に進まないのではと心配になりました。

本格的に読む前に、読み方のルールやポイントを教えていただいて、

本当にありがたかったです。

 

「鼻濁音」

私の育ったところでは、鼻濁音をあまり使わないのです。

助詞の「が」は意識するとできるのですが、

○○川 では鼻濁音にしていませんでした。

初っぱなから川の名前が2つ出てきて、どちらもはっきりした濁音。

できなかったらそれでもいい、といわれましたが、

さらなるステップアップのために、鼻濁音に挑戦することにしました。

これで、最初から読み直すことが決定です。

 

会話文

カギ括弧の会話文が地の文と区別がつかないとの指摘。

声色を使うのではないけど、地の文とは違う気持ちを込めた読み方。

しゃべり言葉の雰囲気を出すために、つかえず読み下すことも必要。

読みにくい部分があると、ゆっくりになっていたりします。

 

引用の新聞記事

時代背景を説明する新聞の記事や見出しがあります。

一段下がっていたので、なんだか小さな声で読んでいました。

漢字が多かったせいか、フォントポイントが小さいと誤解していました。

良く見たら、字の大きさは同じです。

音量は変えずに、淡々と見出しらしく感情を交えない読みがいいというアドバイス

コソコソとした読みになっていましたが、どんな時代だったかを知らせる役割を持っているのだから、しっかりゆっくり読みましょうと。

 

補足説明の読み方

ピッチ(声の高低)は落とすけど、音量は変えずゆっくり。

ピッチが低くなっても、鼻に抜ける響く声を出すよう努力。

そのためには補足の前の地の文をしっかりはっきり読み終わり、

その読み終わりのピッチの高さで、補足の頭を読み出すといい。

(この練習を何度かして、コツがつかめるまで見守ってくださった)

 

きれいな声

このごろボイストレーニングをしたら、ナレーションのような声ができるようになったことを話しました。

でも、きれいな声がずっと続くのならいいけど、疲れてしまってだんだん地声に戻りがちなのだそうです。

先輩も、長時間読む録音図書では地声を使うそう。

わたしも無理して声を張ったよそ行きの声はやめて、地声で録音することにしました。

ボイストレーニングでしているリップロールは、コーラスでも練習するそうです。

朗読と音訳の違い、音色とかのお話もできて、参考になりました。

 

頼りになる先輩

漢字には読み方がいくつかあるので、どれを選ぶのかセンスと知識が必要になります。

「等」の読み方も、

広報などの条例では  トー

ふつうの文章では   ナド

人間,人物では    ラ (村人等 ムラビトラ)

 

潮の香 わたしは「シオノカオリ」と読みましたが

「シオノカ」の方が良い、「イソノカ」とかいうから

 

空咳 カラゼキ カラセキ どちらがいいか選んだら、作品中では統一します。

 

チェックポイントはまだまだたくさんあります。

 

音訳チームの先輩方には、女優さんも歌手もセミナー講師もいらっしゃいます。

何十年というベテランの方々。

ちょっぴり厳しいですが、頼りになります。

まるでカルチャーセンターで教えていただいているようで、楽しいんです。

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