録音
広報の録音を終えて、一山超えた気分です。
一応オーディションということで、テスト録音した物を市の担当者に聞いていただきました。
一つずつの段階を緊張感を持って臨みました。
はじめはほんの2コマの短い記事を読みました。
「風邪を引いてはいけない」
「前日声を酷使してはいけない=友達との忘年会は前日しない」
と準備して迎えました。
もちろん、記事の下読みも飽きるほどしてアクセントもたくさん調べました。
それでも、気がつかない自分の癖は指導役の先輩に指摘していただきました。
癖?方言?
結婚するまで愛知県の三河に住んでいました。
方言は余り使わないと思っていましたが、地方独特のイントネーションがあるようです。
射る 鋳る 炒る 煎る 頭高
居る 入る 要る (~して)いる 2音目が高くなる
この区別がよくできないのです。
「いる」が頭高になりがちです。
同じ中部地方出身の方もそういう傾向があるようです。
思ってもいなかったことで、つまずいています。
たくさん出てきて、そのたびに緊張するのでなめらかに読めません。
他にも平均的なアクセントと違っていることに、今になって気づかされます。
今から
60年も使っていたイントネーションを変えるのは難しく、ちょっと大変なことを始めてしまったかと思いました。
でも、詩吟をしていたせいか声が大きいのはほめられます。
ヨガのおかげで腹式の呼吸もあまり意識しないでもできます。
いいところもあると自分をほめることにしましょう。
仲間に入れてもらえたことに感謝して、できる限り続けていきたいです。
勉強が楽しい
録音ではパソコンを使っての編集作業もたくさんあります。
パソコンは大好きなので、新しいソフトを使うのが楽しくてしかたありません。
音声の波形を出して、切ったり貼ったりするのは、「科捜研の女」の一場面みたいなんです!
口中音や背景の雑音を消したりもします。
ビルドブックして、各人の作成したファイルをつなげて1つの成果物にするのは「本の編集長」みたいです。
音訳するときは、内容を理解することから始めます。
だから、戦記物を音訳する人はその時代の知識をたくさん調べています。
俳句の本は、動植物の名前が出たらそれを調べることもあるようです。
もちろん、難しい漢字や読みもあるので、図書館やネットでの調べ物は必須です。
それも楽しく、自分の知識が増えるのが喜びです。
物知りになります。
ボランティアって自分が得るものが多いって実感しています。
学生時代の勉強や調べ物はこんなに楽しくなかったです。
こんなに楽しいことに出会えるとは、思ってもいませんでした。