70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

想像力を使って利用者さんのために 久しぶりの録音図書メモ

録音作業

広報の音訳仕事は緊急事態宣言中も続いていましたが、図書館のサービスとしての録音図書は久しぶり再開。

俳句雑誌の録音は3ヶ月ぶりです。

家でしっかり練習したので、スムーズにできるかと思いきや、思いがけず戸惑うことが多くてこずりました。

 

パソコンの操作

いつもと違うパソコンを使ったので、操作の指使いを間違えます。

なんだか緊張してしまって、違うキーを押したらしく音声が急に小さくなって大慌て。

ファンクションキーにマークがついていないと、こんなに使い難いのかと思いました。

我が家のノートパソコンともDeleteキーの位置がちがって誤打しまくりです。

 

口中音と呼吸音

切りの良いところで、聞き直してみたら、雑音だらけでびっくりです。

我が家で録音すると、パソコンのファンの音やら生活音で雑音だらけです。

デスクトップにはマイクがどこにあるかもわからないまま、画面に向かってしゃべっているのですから。

静かな録音ブースで録音すると、今まで雑音に紛れていた自分の口から出す音が気になります。

 

息継ぎの吸い込む音が、しっかり録音されています。

鼻で息を吸うと大きくなるので、口で音を出さないように吸うようにしてみました。

暫く続けると、だんだん呼吸困難になってきます。

ある単語では、発声が終わった後必ず「チッ」と口中音が入ります。

 

そんな息づかいや口中音を編集で取り除いていくのですが、キリがないのです。

 

先輩にヘルプミー

どうにも困って先輩にヘルプを求めました。

先輩曰く

「利用者さんも日常音のあるところで聞いています。息継ぎだって普通にするんだから気にしなくても大丈夫」

多少のことは許容範囲だってことを、久しぶりだったので忘れていました。

それにしても、環境の整ったところでの製品にするための仕事は家でのお遊びとは違います。

 

編集作業メモ

そのほかにも編集の手順を思い出しながらメモ。

・俳句の間は2.5秒から3秒 俳句と作者の間は1.5秒から2秒

・最初の見出しをワンセンテンスにする。

・2つのファイルを結合するにはツールからデイジーインポート

・結合した後はビルドブックをしてポーズ時間の検出

・容量が大きくなりすぎてCFに入らないときはMP3ファイル

・MP3をコンパクトフラッシュに入れるには

 ①カードリーダーにCFに入れてPCにつなぐ

 ②mp3ファイルをコピーでCFに貼り付ける

 ③カードリーダーのCFのファイルをソフトから開いてビルドブックをする

 ④ソフトは終了 

 ⑤リムーバブルディスクを開いてファイルができているかどうかを確認

  フォルダ1つとファイル2つ

 

利用者さんに想像力

毎月つくっていた録音図書が3ヶ月も滞って、利用者さんは不便だったことでしょう。

図書館が動きだしたので、急いで利用者さんに届けるために作業しました。

公共機関が動けないことは仕方ないことです。

でも、音訳は今はデータを扱うのでテレワーク(リモートワーク)できます。

なんとか工夫して、利用者さんのために活動を続けたいです。

先輩の方が

「こんな非常事態で、目の不自由な方はどんなに心細くいるかしら」

と言われたのが心に残ります。

音訳には想像力が必要だと言われます。

音訳活動を長く続けている方は、利用者さんの不自由も思いやるし、これくらいならかまわないという許容範囲も想像できます。

ただ技術的なことだけでなく、心の使い方も見習いたいです。

勉強は続きます。

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暑い一日 緊張もして汗がだらだら