下準備をたくさん
一ヶ月に一回、図書館からの依頼で雑誌の音訳をさせていただいています。
未熟なので、先輩の指導をたくさんいただいての勉強時間ともいえます。
読む場所を指定されてから録音まで、2週間ぐらいあります。
漢字の読みを調べ、意味のかたまりを考えたりたくさんの準備をします。
10回以上は読みますが、そのたびに新しい発見があります。
アクセントの間違いに気づいたり、文意がより深く理解できるようになるのです。
時間も短くなって
最初の頃より慣れてきて、今日はいつもより収録時間も短くなりました。
それでも帰宅すると、ぐったりしました。
昨日まで、読んでも読んでも上手に読めないと気持ちが落ち込んでいました。
声の調子が定まらないのです。
明るい方がいいかと、声を張り上げて読んでみたら聞いていて嫌な気持ちになりました。
暗い声はよくないのですが、落ち着いたていねいな声を作りたいなって思うのです。
アクセントを直されることは少なくなりましたが、次から次へと課題が出てきます。
目標にしている「声」があるので、その読み方を目指して精進します。
服装
音訳の勉強会に行くとき、私はおしゃれができません。
読みがしっかりできないのに、外面を飾り立てることを恥ずかしく思うのです。
ぶら下がるピアスも好きなのですが、チャラチャラしたものをつける気にはなりません。
今日の録音の時も、先輩の方がマイクに向かったとき時計をはずしました。
金属の音が入ってしまわないようでしょう。
そのほか、みなさんスニーカーなど音の出ない靴を履いています。
カサカサ音の出る服装もだめです。
自分の体を使って、喉と胸腔を充分に使って「声で勝負」です。
ヨーガの道場に通っていたときも、木綿の洋服ばかりになりました。
今は、音訳のお仕事をする人としての服装が必要というわけです。
ミシンとロックミシンで次は何を作ろうかしら。
楽しみが広がります。