冊子の音訳作業
今週は音訳漬けの毎日でした。
図書館関係で冊子の読みの本番があり、下調べと読みの練習。
家のパソコンで何度も録音し、聞いてみます。
聞き直すたびに、アクセントの間違いに気づきます。
私の癖は
~~している などの「いる」が頭高(あたまだか)になってしまうことです。
関西系の特徴なのかしら?
指摘されるまで、他の人と違うとは思いませんでした。
文中にたくさん出てくるんですよね。
これはもう、文中の「いる」に全部印をつけないと読み間違えます。
形容詞や動詞も、後に続く言葉によってアクセントが変わったりします。
「大きい」と「大きな」では、違うんですよね。
難しいです。
原稿は、アクセントやら息継ぎの場所・強調する部分などの書き込みで一杯になります。
広報は手早く
図書館の資料と違って、市報などは時間をかけていられません。
ルビのついた原稿をいただいて、その夜に文意にあわせた読み方を工夫し、アクセントを調べます。
その次の日には、録音室に行って一人で読んでみます。
パソコンを使っての作業ですから、何度も読み返すことができます。
前回は、音量への配慮が足りなかったので音量レベルをしっかり見ます。
市の担当者がつけたルビが間違っていることもあるので、自分でも調べます。
一応読み終えたところで、3時頃までかかりました。
その翌日には全員で作成にかかり、デージー図書にしてCDにコピーして郵送袋に入れるところまで一気にします。
私は前日読んだファイルを先輩と一緒にチェックするのですが、訂正に2時間以上かかりました。
アクセント、間、音量、写真の説明や説明を入れる場所、直されるところはまだまだたくさんあります。
今回は良しとしましょう、と目こぼししていただいたりするんです。
以前はあまりなかった「口中音」が、今回多かったのは体調のせいかしら?
冊子の読みでは気をつけた「いる」のアクセントが、市報ではまったく忘れてしまっていたのは恥ずかしい限りです。
先輩からは、前日録音するのなら訂正は5カ所くらいまでにしましょう、とハッパをかけられました。
そして講習会
今日は5回連続の中級講習会の最終回でした。
宿題はあるものの、録音がないから私はとても気が楽でした。
課題の部分の読みをしっかり予習して参加しました。
順番に読んでいくのですが、先輩方も先生にしっかり直されます。
上手な方には、先生の要求もレベルが高いのです。
共通して強調されたのは
「意味のかたまりで読む」
「相手に届ける気持ちで読む」
私が今日注意されたのは、文中で音が下がってしまう点でした。
私は一番新人ということもあり、やさしかったように思います。
読みはなかなかいいですよって、ほめられました。
音訳に明け暮れしたような今週でした。
最後に先生から優しくされて、本当にうれしくホッとしました。
優しくてチャーミングな、ステキな先生なんです。
市報での読みでへこんでいたのですが、とにかく練習すればいいのです。
次回の市報のときまでに、今より成長していることが目標です。