録音図書
連日録音図書作りに通っています。
全部読み終えて、自己校正をしていますが、
それがなかなか終わりません。
聞き直すと訂正部分がどんどんでてしまうのです。
読むときも校正するときも同じだなあと感じるのですが、
複数の方向に注意が向きません。
誤読しないようにと読んでいると、声の調子まで整えることが出来ません。
間違えなく読んでいても、スピードや「間」の取り方がデコボコします。
前頭葉の処理能力が減ってくるってこういうことなのかと思います。
誤読がないかと原本と首っ聞いて聞いていると、
変なアクセントや意味のかたまりになっていないことに気がつきません。
次には「間」の取り方が全体に統一されていないことに気がついて、
それの訂正も大仕事。
最初から最後までまた聞き直しです。
反省することがたくさん。
先輩の一言
そんな作業中にリーダーの方が顔を見せてくれました。
疑問点を相談したりしてちょっと雑談。
「難しいですね」と本音を出すと、先輩は
「音訳って奥深いんですよ。」
そうそうと私が同意すると、
「だからおもしろいんですけどね!」
何十年と音訳をしている先輩の言葉です。
私より年下の大先輩です。
始めて数年の私がぶつかる壁はまだまだ序の口でしょう。
奥深いからおもしろい、面白がって楽しもうと思いました。