校正者
音訳を一緒にしている先輩の中に、現役時代校正の仕事をしていた方がいます。
出版物の誤字脱字、漢字の誤用などをチェックしていました。
音読の技術もしっかりしているのですが、文章に対する知識が素晴らしいです。
今はその方と組んで録音図書の校正をしているのですが、その時間が至福です。
漢字の読み(アクセントも含めて)や、意味の塊のとらえ方など、そばにいて勉強になることばかりです。
僥倖
今私は頼まれて書いている原稿があり、それを見ていただきました。
お願いした次の作業日に、原稿にはたくさんのチェックが入って戻ってきました。
漢字の誤用があります。
「出会う」は人の場合、人でなかったら「出合う」がいい。
災害などは「遭う」が一番ふさわしいのでは・・・
本当に丁寧に読んで、私の意図していることをわかった上で、
「このほうが良いのでは?」と別の言い回しを教えてくださいます。
初歩的な間違いもたくさんあって、恥ずかしくなります。
私は書くことが好きだと思ってきましたが、こんな風に教えてくださる方には出会ってきませんでした。
音訳の活動を始めたことで、こんな幸せな出会いがあるとは。
まさに「僥倖」としか言えません。
僥倖:思いがけない幸運。偶然に訪れた幸運
これからもっと言葉の使い方を勉強する必要も感じました。
本ももっとたくさん読みたい。
ちょっとむつかしい本にも挑戦。
うちこさんのブログで知った本です。
思えばネットでうちこさんに出会ったのも私の人生の「僥倖」のひとつ。
これからもたくさんの僥倖にあいたいな!
この「あいたい」は、どの漢字???
今図書館で借りている本です。