青信号になるまで
ヨガセンターでのアサナの練習中の純子先生のお話は、いつも心に響きます。
何のアサナのときか忘れたのですが、
「今、どんな呼吸をしていますか?」と質問されました。
そして、
「信号を待ちながらでも、その時自分がどんな呼吸をしているかを感じてください」
「どんな時も、自分の体・呼吸・心」を観察するようにというお話です。
ヨガセンターの前の信号は、青になるまで長く待たされます。
その時
「早く赤になってほしい。車が来なかったら渡ってしまおうかしら。」
そう考えがちな私たち(私だけ?)を、見透かされているようです。
私は
かつての私は、信号が青でタイミングよく渡れると「得をした」ような気持になりました。
赤信号にになりそうなのを無理強いに渡ってしまうのは「損をしたくない」という気持ちでしょうか?
ヨガを学ぶうちに、それっておかしいと思うようになりました。
信号一つ分時間が遅くなっても、「損」ではないです。
あわてて前しか見ないで突き進んで、トラブルが起きるかもしれないです。
落ちついて、自分のペースを変えないでいようと思えるようになりました。
こんな小さなことでも、ヨガからの大きな学びなんです。
呼吸
バス停や信号での待ち時間に、私は足裏に意識を向けます。
足裏の三点に重心を乗せているか、太ももが出ないで脚の付け根がかかとの上に来ているか、確認する時間にしています。
これからは、呼吸も確認する時間にしましょう。
シャバアサナから立ち上がるとき、呼吸を見るのだそうです。
吸う息より吐く息のほうが長くなって来たら、頭と心が落ち着いて起き上がる準備ができています。
自分の今の呼吸がどんな呼吸なのかで、心の状態がわかりますし、呼吸を変えることで心を変えることができます。
それがヨガの面白さです。
生きること
生きている間、呼吸は休みなく続きます。
プラーナとかはまだよくわかりませんが、呼吸で酸素を取り入れるから活動できることは確かです。
アイアンガーヨガでは、胸を開いて肺に大きく息を取り入れることを大目標にします。
そのための足の強さ、アライメントです。
どんな呼吸をしているかしら。
パソコンに向かっていても、息をつめないで自然な呼吸をしているかしら?
いつでも思い返したいことです。