70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

古いタオルの活用法 はさみで切るのではなく裂くと使いやすい

古タオル

タオルを取り替えました。

古くて汚れが落ちなくなったものも、漂白して使ったりしていました。

でも、肌触りが良くなく顔を拭くとガサガサします。

お正月でお客様もみえるからと、理由をつけて交換。

物持ちのいい家人は使えるものを捨てるのを嫌がるのです。

 

活用法

タオルを雑巾にしていましたが、厚手なので使い勝手が良くないです。

旅館でもらうような薄手のタオルが雑巾にはいい。

ぼろ切れにするため小さく切ると、ループがボロボロ切りくずになって出てきます。

ちょっと裂け目を入れてから手で裂くと、ゴミが出なくていいです。

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裂いていって最後ははさみで切り離します

たくさんできたぼろ布、今年中に使い切る勢いで使いましょう。

どんどん家を磨いていったら、文句も出ないでしょうから。

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惜しげなく使うことができます

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ちょっとぬらしてワイパーにつけて

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ゴシゴシ水拭き

調える、が禅の軸だって気がしています。


『禅の教室』藤田一照・伊藤比呂美 著  詩人が禅僧に「これってどういうこと?」って徹底的に突っ込みます

伊藤比呂美さん

図書館のサイトで伊藤比呂美さんの著書を検索していたら、

『禅の教室』という本を見つけました。

藤田一照さんとの対談でした。

一照さんは南嶺管長との対談などでもおなじみの禅僧です。

東大の大学院で発達心理学を学んでいたのに中退して禅寺で修行。

アメリカの禅堂で18年禅を指導。

今も寺を持たない革新派の禅僧。

比呂美さんは仏教の教えを広めた説経節に興味を持って、

お経の現代日本語訳まで出しています。

そんなお二人の対談は、直球勝負の所もあり、

思わぬ所に話が飛んで行ってしまう所ありの面白さです。

 

 

直球の質問

比呂美さんは

「禅ってなに」

「どうして全部仏教なの」

「座禅は苦行でしょ」

「それって何よ」

とどんどん質問していきます。

外国人の参禅者を長く相手にしていたからでしょう、

一照さんはどんな質問にも上手に答えます。

これが、今のわたしにとっても知りたいことを解説してくれることになります。

 

飛び跳ねる

身体の使い方の例では、お二人の会話が盛り上がります。

合気道や居合などの古武道が共通の話題。

比呂美さんは乗馬やズンバ(ダンスの一種)と座禅との共通点を見いだし、

一照さんもそれを解説しています。

筑波大学では座禅が出来るような「体育て(からだそだて)」の授業もしているのだそうです。

比呂美さんはリラックスできる座禅を一照さんに教えてもらいます。

賢い身体作りの実習です。

比呂美さんがどんどん質問してくれるので、かなり具体的な説明があります。

座禅は苦しいものでなく、楽になる方法、これって南嶺管長がいつも追い求めていることです。

 

世俗のままで

比呂美さんは詩人です。

宗教家になろうとも、仏典を研究したいわけでもないのです。

自分の感情の赴くままに、自由に仏教と関わりたいと思っています。

世俗のままで出家する、たしか佐々木閑先生がそんなことを仰っていたような。

アメリカで流行っている、ナイトスタンド・ブディストだったかしら。

仏教徒とは断言しないけど仏教に興味を持っている人、

伊藤比呂美さんもそうですが、わたしもそうかもしれない。

 

お経を読むのは何だか恥ずかしいけど、

音訳の発声練習、息を長くするための練習と思えばお経を読むのも出来ます。

今日も須磨寺の小池陽人さんの動画で、一緒に般若心経読んでみました。

 

お経を読むのも音痴ってあるみたいで、とってもたどたどしく音痴な般若心経でした。

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今日は孫達とステーキ店 世俗人です

 

『新 座禅のすすめ』禅文化研究所刊 座禅の基本『座禅儀』から 年末年始の過ごし方

南嶺管長おすすめ

目次は

・『座禅儀』を読む

・実習 白隠『内観の法』

ポストコロナ社会のストレス対処法として

・対談 座禅で腰を立てるとは 横田南嶺×佐々奘堂

・佐々木奘堂和尚推奨の座禅の姿勢(写真解説)

・文献に見る座禅の変遷

・用語解説

・座禅会常用経典

少しずつ読み進めています。

 

『座禅儀』を読むから

座禅の心で日常を過ごす、それを目標にしたいです。

坐っているときだけでなく、日常のすべてです。

歩くとき、食べるときも心にとめおきたい。

立ち居振る舞いが美しい人になれそうです。

 

中身は現代語訳でやさしい言葉で解説してくれます。

いい言葉がたくさんあります

・我々が座禅修行をする目的は、心に背負っている荷物を下ろし「苦しみ」から自由になることです。

・もっと食べたい、もっと眠りたいという欲望に思い切って抵抗してみる

・食べ過ぎる人間で、まともに座禅をしている雲水を見たことがありません。

・「調身・調息・調心」の順番を重んじます。身体が整えば呼吸が調い、呼吸が調えば心が調う。身体と心が「呼吸を介して」一つにつながる

・工夫しながら座禅をしていく中で、自然に調身、調息、調心がなされ、定慧が育つ土台が築かれる。

 

具体的に衣服・姿勢・呼吸法も述べられていますが、心の持ちようをまずしっかり叩き込みたいです。

とくに、食べ過ぎないとか身の回りの整理整頓とかです。

 

これからの年末年始、動かないのに食べ過ぎてしまう、

これができたら、自分を褒めてあげようと思います。

 

音訳の仕事は今日で終わり、フリースクールももうありません。

自分でたてたスケジュールで動けるので、

ここ数日の動き方をiPadで可視化してみようと思います。

食べ過ぎず、自分と家に加えて家の周りまで整えることができたら上出来。

 

自分と他との境目がなくなる、区別がなくなるのが仏道らしいですから。

 

新 坐禅のすすめ

新 坐禅のすすめ

  • 公益財団法人 禅文化研究所
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作文の必要があります 練習をつづけて上手になりたい

音訳

市の広報を音訳するボランティアも3年になりました。

「新人です!」と胸を張って「易しいところ読ませてください」

といえなくなります。

 

写真やグラフの説明は難しいです。

新年号では双六やらカルタ、今年はクロスワードパズルまで。

こんなのまで音訳する先輩はすごいです。

尊敬します!。

 

わたしも今回は大きな写真を「読む」ことに。

風景写真をどんな風に読むか、センスと作文力が問われます。

 

書ける人になる練習

ちょうど読んでいる本に作文の練習方法があります。

『書ける人になる! 魂の文章術』のなかに

作家の仕事とは、平凡なものを生き生きと輝かせること、ありふれた存在にそなわる特殊性を読者に気づかせること。

広報で使われる写真は、記事に相応しいと選ばれた特別なもののはずです。

その特別なことを言葉で説明する作文を書くのです。

ごくありふれたものについて書けるようになろう。古いコーヒーカップ、スズメ、市バス、薄いハムサンドに敬意を払おう。平凡なものを思いつくだけリストにしよう。どんどんリストに追加すること。そして自分にこう約束しよう。この世を去る前に、リストにあるどんなものも最低一度は詩や短編や新聞記事に使います。

どんな内容でも言葉で説明する練習です。

道ばたのお花の名前を知ることも大切です。

普段食べているお皿も、じっくり見て描写。

じっくり部屋を見回すと、必要でないものがあるのがわかっておもしろいです。

スズメも、寒い季節に見かけると、特別の意味を持つことになります。

冬スズメで検索したら、もこもこに膨らんだスズメの写真がたくさん出てきます。

 

富士山

わたしが今度読んだ写真は富士山の風景写真でした。

音読では「眼の代わり」に読むのであって、私の感想文ではありません。

だから「美しい」とか「すっきりとそびえ立つ」なんてのはいけないでしょう。

淡々と「青空を背景に雪をいただいた富士山があります」と書いてみて、

「雪をいただく」という言葉があるかどうか、怪しくなって調べました。

ありました!

こんな風に作文するにも調べ物が出てきます。

ついでに、

「山際」と「山の端」の違いってわかりますか?

どちらも山と空の境目ですが、

山際はギリギリ山の傍なので空側、山の端は山の端っこだから山側です。

ひとつ知識が付きました。

 

思い違い

音読をすると今までうろ覚えだったり、間違って覚えていたものがたくさん出てきます。

月次祭は「つきなみのまつり」って読むんです。

暫時は「ゼンジ」なのか「ザンジ」なのか今でも混乱。ザンジです。

凡例「ハンレイ」はいつも頭の中で「ボンレイ」と読んでいました。

方言なのかもしれませんが数字の7は「シチ」でなく「ヒチ」でいいのだと思っていました。

普通に生活していたらどうでもいいことですが、

今は発見があるたびに楽しくなります。

 

読みやすい文章、聞きやすい読み方の勉強と練習を続けます。

やりたいこと、たくさんです。

 

 

カフェインの力がよくわかりました しばらくぶりのコーヒーだったので異常に元気

カフェインレスコーヒー

この頃家で飲んでいるのはカフェインレスコーヒーです。

これがおいしいです。

カフェインの依存性について勝間さんの本などで何度も読んでいました。

睡眠の質を高めるために、弱い胃腸のためにもコーヒーをやめようと何度か挑戦しては挫折してました。

 

外ではカフェイン解禁

外のカフェでもカフェインレスをオーダーすることがありますが、

無印のカフェで久しぶりにカフェイン入りのコーヒーを飲んだら、

やけに元気に歩き回ることが出来ました。

17000歩も歩いて電車で帰って夜になっても疲れを知らず、

録音の下調べなどをして起きていました。

いえ、眠ることが出来なくなっていたのです。

夜の眠りも浅いようで、翌朝は早くから目が覚めました。

 

そう、カフェインが睡眠を邪魔したのです。

そして次の日は夕方から眠気に襲われました。

これが睡眠不足による生産力の低下、生活の質の低下なのでしょう。

広報の録音があったのですが、その仕事には支障はありませんでした。

録音を終えて帰宅後は、ソファでちょっと身体を休めました。

 

カフェインなしでも

カフェインをとると、本当に元気に活動的になります。

おいしいですしね。

コーヒーには若いときからの思い出がたくさん詰まっていて、

甘いし、ほろ苦いし、懐かしいんです。

手放しがたい魅力があります。

たまに飲むのはいいんじゃない、という心の声に引きずられます。

 

デメリットは、カフェインが切れると活動的でなくなること。

依存性があり、飲まないと離脱症状もでます。

一日何杯も飲むと歯がどんどんくすんできます。

 

香りが好きなのだからカフェインレス。

味が好きだからインスタントで少しだけ作って楽しむ。

そんな試行錯誤を続けています。

 

カフェインなしでも活動的な状態でいるのがいいんですよね。

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歯のホワイトニングも始めました

 

場所を変えることはいい カフェやら図書館、電車の中でも

歌舞伎町に迷い込む

フリースクールのクリスマス会があって送迎をしました。

朝送り届けてから帰りまでの数時間が、

わたしの自由散策と勉強の時間になります。

地図を見るのが苦手です。

小さなスマホ画面で見ていると、向きがわからなくなるのです。

交差点で通ってきた道の色が消えてしまうと、

どちらに行けばいいのか迷います。

新宿の紀伊国屋書店を目指して、徒歩40分の予定。

 

途中間違えて歌舞伎町に迷い込みました。

軒並みホテルやホストクラブなんです。

ホストの大きな顔写真がたくさん張り出され、

昼前の時間ですが青年達が連れ立って歩いています。

 

やっと大きな通りに出て豪華な建物がありました。

駐車場の出入りにガードマンがいて、

豪勢なレストランかしらと思ったら新宿区役所でした。

真っ当な公共施設に出会えて、ホッとしました。

ホテル街やホストクラブが怖いところと言うのはわたしの偏見でしょうか。

 

紀伊國屋書店につくまで1時間20分。

途中ふらふら見物しながらの散策でした。

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抜弁天で長い時間お祈りしている人を見かけました。

 

無印カフェで

紀伊國屋書店では伊藤比呂美さんの本を立ち読み。

「子どもの手が離れ親を見送ってやれやれと思ったら、夫の介護が始まった」

という何とも気持ちが重くなる、それでも納得という内容でした。

すぐ裏にある無印のカフェの開店時間までのつもりが、

ちょっと長く立ち読みしました。

 

無印カフェでは、今日は良く歩いたからおかずをふやして。

人も少なく、ゆったり味わいながらランチをいただきます。

iPadも広げて作業したり考え事をしたり。

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しばらくしたら、一気に人が増えて列が長く続いています。

上の階にある映画の上映が終わって、見ていた人がランチに来たようです。

 

「混雑時は60分でお声かけさせていただきます」とあります。

もうちょっと長くいたかったけど、

混雑具合をみながらコーヒーも飲んで粘って1時間半ほど滞在。

iPadのアプリ Craft の使い方勉強、集中してできました。

 

www.youtube.com

電車の中

町中には図書館とか公共の施設など勉強の出来る場所があります。

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談話コーナーは予約なしで自由です

電車の中でも座れればiPadを広げることが出来ます。

今日も行き帰りの電車でかなり読み進むことが出来ました。

 

iPadKindleにはたくさん本が入っていますし、

歳時記のアプリ、アクセント辞典と勉強する道具には事欠きません。

iPadと同じものがiPhoneにも入っていますから、

座れなくてもスマホで勉強だって可能なんです。

 

今日も『書ける人になる----魂の文章術』をたくさん読んでハイライトを引きました。

後でハイライトだけをまとめてgoodnote5に書き出し

要約ノートを作る予定。

そして、

こうやってブログを書いているというわけです。

今日はとっても元気に動き、勉強できた一日でした。

 

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クリスマスイブ

 

 

『書ける人になる!ーーー魂の文章術』ナタリー・ゴールドバーグ著 書くことを続けていく

今読んでいる本

うちこさんのブログからこの本に導かれました。

Kindle版ですぐ購入して、耳読で毎晩聞いています。

著者はアメリカの禅道場で座禅を数年間学んでいます。

そこの片桐老師の言葉が本の中に度々出てきます。

ことある毎に片桐老師のところに駆け込んでいたようです。

そのたびに、いろいろな例え話で諭され気持ちを持ち上げていく様子が垣間見られます。

瞑想と禅と書くことがこの本の中では一体になっていきます。

座禅を続けると、自分に浮かんでくる大きな思考や感情に振り回されなくなる、

そういう修行と書くことは同じ。

座り続けると同じように

書き続け、読み続け

感情に振り回されない地点にたどり着くまで努力を続けようと書いています。。

涙の地点で立ち止まってはだめだ。

それを通り抜けて真実をつかもう。

 

片桐老師にこんなことも言われます。

「なぜ座禅をしにくるのかね。書くことを自分の修行にしたらどうなんだい。書くことの中にとっぷり入っていったら、それはあんたをあらゆる場所に連れて行ってくれるよ」。

そんな自分にとって修行である「書くこと」をたくさんの人に教えながら、

彼女自身も学び、書き続けて修行を進めているというわけです。

結婚、ヒッピー生活、旅、ミネソタやニューヨークへの転居、教職、精神修養・・・・さんざんいろいろなことを試したあげくに、書くことを自分の使命として受け入れた。

 

本の大部分は彼女のセミナーとかワークショップの具体例です。

道具や環境についても書いていますが、

目指しているのは「本来の自分」を追求することです。

大乗仏教で言うところの「自分の中の仏性」と言ってもいいと思います。

書き続けることで自分の心、真実の姿が現われてきます。

 

この本とも通じる

以前から読んでいるこの本と言葉の使い方が似ています。

自分の中の「編集者」とか「検閲者」の存在です。

それらに邪魔されず、自分を解放し自由になる方法を説きます。

 

 

キャメロンさんの本は芸術全般ですが、ゴールドバーグさんの本は文章を書くことに特化しています。

どちらも、子どもの頃諦めたこと、夢なんて実現しないと思わされたことを

がんばって実現しましょうと励ましてくれます。

 

わたしは来年は60歳代最後の年です。

もっと自由になって、自分のやりたいことに集中していく年になりそうです。

 

本を読むこと、勉強すること、字を書くこと、

そんなのが一つに絞られてくるようです。

その中心にあるのは、

ヨガ哲学なのか?

仏教なのか?

禅なのか?

座禅なのか?

瞑想なのか?

そのあたりをぐるぐる回っていくのかしら。