70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

『書ける人になる!ーーー魂の文章術』ナタリー・ゴールドバーグ著 書くことを続けていく

今読んでいる本

うちこさんのブログからこの本に導かれました。

Kindle版ですぐ購入して、耳読で毎晩聞いています。

著者はアメリカの禅道場で座禅を数年間学んでいます。

そこの片桐老師の言葉が本の中に度々出てきます。

ことある毎に片桐老師のところに駆け込んでいたようです。

そのたびに、いろいろな例え話で諭され気持ちを持ち上げていく様子が垣間見られます。

瞑想と禅と書くことがこの本の中では一体になっていきます。

座禅を続けると、自分に浮かんでくる大きな思考や感情に振り回されなくなる、

そういう修行と書くことは同じ。

座り続けると同じように

書き続け、読み続け

感情に振り回されない地点にたどり着くまで努力を続けようと書いています。。

涙の地点で立ち止まってはだめだ。

それを通り抜けて真実をつかもう。

 

片桐老師にこんなことも言われます。

「なぜ座禅をしにくるのかね。書くことを自分の修行にしたらどうなんだい。書くことの中にとっぷり入っていったら、それはあんたをあらゆる場所に連れて行ってくれるよ」。

そんな自分にとって修行である「書くこと」をたくさんの人に教えながら、

彼女自身も学び、書き続けて修行を進めているというわけです。

結婚、ヒッピー生活、旅、ミネソタやニューヨークへの転居、教職、精神修養・・・・さんざんいろいろなことを試したあげくに、書くことを自分の使命として受け入れた。

 

本の大部分は彼女のセミナーとかワークショップの具体例です。

道具や環境についても書いていますが、

目指しているのは「本来の自分」を追求することです。

大乗仏教で言うところの「自分の中の仏性」と言ってもいいと思います。

書き続けることで自分の心、真実の姿が現われてきます。

 

この本とも通じる

以前から読んでいるこの本と言葉の使い方が似ています。

自分の中の「編集者」とか「検閲者」の存在です。

それらに邪魔されず、自分を解放し自由になる方法を説きます。

 

 

キャメロンさんの本は芸術全般ですが、ゴールドバーグさんの本は文章を書くことに特化しています。

どちらも、子どもの頃諦めたこと、夢なんて実現しないと思わされたことを

がんばって実現しましょうと励ましてくれます。

 

わたしは来年は60歳代最後の年です。

もっと自由になって、自分のやりたいことに集中していく年になりそうです。

 

本を読むこと、勉強すること、字を書くこと、

そんなのが一つに絞られてくるようです。

その中心にあるのは、

ヨガ哲学なのか?

仏教なのか?

禅なのか?

座禅なのか?

瞑想なのか?

そのあたりをぐるぐる回っていくのかしら。