70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

イケア もう行かないでもいいかな

近くにできたから

数年前に割と近くにイケアができました。

そのまた10年以上前にできたイケアは、かなり遠かったのですが物珍しくて一度行きました。

せっかく来たのだから何か買おうと思って雑貨を買いました。

テレビでも紹介されていた丸い輪をつなげたようなスカーフかけと、マグネット付の丸い小物入れ(冷蔵庫にくっつけてスパイスなどを入れるケース)を買ってきました。

どちらも、便利そうだし安かったのですが、結局いらないものでした。

 

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そんな経験がありながら、のぞいてみたら楽しいかもしれないと心惹かれて出かけたのです。

 

一日フリーで

話題にもなっているので、もう一度行きたいなって思っていました。

ヨガセンターがお休みで、家のほうも一日空けても大丈夫、今月はバスの定期を買っているから乗り放題で交通費がかからない、などの理由で思い立ってイケアに出かけました。

 

バスの乗継ではとても時間がかかるのですが、のんびり小旅行気分です。

スマホの充電を忘れてこともあり、荷物を軽くしたかったのでキンドルや本をもたず、デジタルデトックスをかねてバスの車窓を眺めて楽しみました。

 

見たいものはあったけど

気分転換を兼ねたイケアでしたが、目的はありました。

家のリフォームを考えているので、なにかいいアイディアがあるかもしれないと期待していました。

 

でも、お目当ての物はあまり種類がなく、他で探したほうがいいことがわかりました。

 

それ以外には、気を引くものがありません。

 

ホットドックとフリードリンクが130円だったのは魅力でしたが、座る場所がなくて落ち着きません。

 

やっと座れたのですが、近くで老夫婦が立ってうろうろ探し回っている様子を見ていると、とてもゆっくり食事をする気分ではありません。

ま、ゆっくり食事する場所ではないんでしょうね。

 

 

フェイクの植物やプラスチックのジョウロ

きれいな、心和むものがあるかしらと店内を回ったのですが、大量の物に疲れてしまいます。

 

フェイク、つまりつくりものの植物が並び、プラスチックのジョウロが色違いで揃えられています。

 

お洒落でないことはないでしょう。

 

今の私は、こういうものはいらないな、と思うだけです。

 

大きなカートで買い物をしている家族連れは、エネルギッシュです。

 

私は管理の手間とおく場所のいる「品物」は、なるべく少なくしたいと思っているので、買いたいものがありません。

 

若い時と、生活のスタイルが変わってしまったことを実感しました。

 

ストック袋とかペーパーナプキンとかの消耗品は安くて素敵なものがありました。

でもそのためにだけ行くのは、時間と労力のムダです。

 

もうイケアは行かなくてもいい場所になりました。

散歩とか気分転換は、公園とかのびのびとした自然のあるところにしましょう。

 

はっか油の代わりに使えるかティーツリー精油

今流行りらしい

前田さんの蜂蜜の本に続いて、ハッカ油の本もよみました。

『はっか油の愉しみ』前田京子 著

 

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今の流行りらしくて、本屋さんでよく見ます。

試しにハッカ油を買おうと思ったら、近くの薬局では売り切れていました。

 

読んでみると、はっか油もはちみつ同様に、万能薬で家庭の常備品のようです。

でも、その効能を読んでみるとアロマオイルのティーツリーと重なっている部分が多いように思います。

 

在庫している

我が家ではティーツリーをトイレに常備しています。

コットンなどに振りかけて、臭い消しと殺菌の効果を狙っています。

アルコールと水をいれたものに、ティーツリーを混ぜてスプレー容器に入れてトイレクリーナーとしても使っています。

 

小さな男の子がいますが、このスプレーでトイレの床などを掃除するとサッパリしてにおわないので重宝しています。

 

iHerbで買い物をするときに送料無料にするために、おまけのような気持で購入しています。

 

ハッカ油もいいけど、在庫しているティーツリーだってもっと利用できるはずです。

使いこなせていません。

 

二冊で比べたら

ヨガセンターの本棚に

『ヘルスケアのための ティートリー油』スーザン・ドルリー著 がありました。

あまりアロマが知られていなかった、1992年の本です。

 
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これもお借りして、2冊を読み比べてみました。

 

あるものを使いきる

新しい情報と目新しい流行ものに飛びつくのが私の悪い癖です。

 

今回もそれが出ていました。

 

家にあるものが使いきれていないのだから、まずはあるものを使いこなし使いきることから行動することにします。

 

思えば、シンプルとか環境にいいとかの言葉に飛びついて、クエン酸やら重曹・アルカリ洗浄剤とかを買って、何年もあまり減らないで在庫になっています。

 

眼が外にばかり向いていて、家の中を見ていません。

反省。

 

これは、外の世界ばかり見がちだけど内面を見ることが大切だというヨガの教えと共通しています。

 
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はっか油の使用法のレシピ集をメモしても、実行しなかったら、ただの時間の無駄遣いです。

 

こういうことをずっとしていました。

 

 

欲しがらないこころ

現状に満足できないとは、つまりそれは欲しがるこころです。

 

ヨガの教えは、今に満足することです。

 

ヨガを学ぶことで、欲しがらないこころを育てることもできそうです。

 

記録としてティーツリーの使い方

いま持っているティーツリーを思いっきり使い回ししようと思います。

そのための記録として本からの抜書き

 

原液で使用

水虫 輪癬、切り傷、すり傷、にきび、疱疹(ヘルペス.帯状疱疹など)、虫さされ、皮膚炎、歯肉炎

 

植物油(アボガド ヒマワリ ベニバナ)に2パーセント溶かして

ヘアケア フケどめ 喘息 気管支炎 免疫系の強化のためマッサージ

 

バスタブに5〜10滴

喘息 気管支円呼吸器系の各種疾患 各種の感染症

 

浴槽の底に15センチほど入れたお湯に5〜10滴入れて座浴

膀胱炎 膣カンジダ症 陰部掻痒症

 

洗面器のお湯に5、6滴落としてタオルを絞って湿布を作る

呼吸器系の各種疾患 各種の感染症

 

わたしの使い方

・トイレクリーナー

・虫刺されは原液を綿棒につけて

・ひざの痛みにも原液をすりこむ

・オイル(アルガンオイル・太白ごま油)にまぜて、ヘアケアやマッサージ

・コップに数滴入れてうがい

・掃除時のバケツに数滴入れて

 

こんな風に使ってみます。

はっか油に浮気することなくね。

 

*追記

朝食のためのニラを採りに庭に出て、蚊にたくさんさされました。

指を使い直接ティートリーを塗りました。即効性を期待したのですがそれほどでもなくて残念。でも、膨れたところが赤くならないのは抗菌性があるからかも。

 

うがいの時コップに何滴か落としています。気持ちがいいです。はちみつでの歯みがきより、こちらの方が続きそうです。

ヨガはフィジカルだけでなくインテリジェンスが大切 後ろ足のかかとを押しながら

インテリジェンスとは知性

ヨガセンターでは純子先生がよくインテリジェンスという言葉を使います。

ヨガがとくにアイアンガーヨガが他のスポーツと大きく違うところです。

 

スタンディングポーズで

毎回の練習のシークエンスは立ポーズから始まります。

 

ウッティタ・トゥリコーナアサナ(三角のポーズ)

ヴィーラバトラアサナⅡ(戦士のポーズⅡ)

ウッティタ・パールシュヴァコーナアサナ(体の側面を伸ばすポーズ)

 

すべてに共通するのは、足裏の3点で左右均等に押し続けるタダアサナの足です。

 

タダアサナからジャンプで両足を広げます。

ひざの悪い私はいつもジャンプなし。

疲れている人、寝不足、体調の悪い人もジャンプしません。

 

知性の目で見る 

 

後ろになる足をかかとを押しながら60度内側に入れ、反対の足をかかとを押しながら足の付け根から真横にします。

 

足先も真横に膝も真横かどうかを確かめて、動いてしまった腰を正面に戻します。

そして上半身を倒したり膝を曲げたりするのですが、後ろ足のかかとを強く意識します。

 

後ろ足のかかとを押し、ひざをまっすぐにし太ももを押す力で腰が前に倒れ込まないようにします。

 

ヨガセンターに通い始めの頃、かかとを押すことがまったくできませんでした。

 

少しずつ意識できて、ほんの少し押せるようになっても、難しいです。

 

そんなとき、純子先生がおっしゃいました。

 

ヨガはフィジカルだけではないのです。インテリジェンスが大切なんです。

 

後ろ足のつけね、ふともも、ひざの内側、ふくらはぎ、かかとの内側など

全部を意識するということは、知性を働かせる、知性の目で見るということなのです。

 

知性を使ってヨガをする、そこにヨガの面白みがある、というお話です。

 

ヨガの面白さでもあり、ヨガの奥深さでもあります。

 

わたしの身体の知性の目を、どんどん開発していくことが面白さなのでしょう。

 

わたしのかかとは

さてさて、スタンディングポーズの時、私の知性の目はどのくらい開いているのでしょう。

 

やっとかかとが意識できているから、そこに知性を届かせ、意思の力で押しつづけます。

 

むつかしいから、おもしろい、というのも純子先生の言葉です。

 

 

 

 

 

快適な眠りのために ほんの少しの手間で どんでん返しの結末

夏の寝具

今年は熱帯夜がそれほどではないのですが、数年前に猛暑の時に購入したのが麻の敷きパッドです。

触ると涼感があり、汗もすぐ吸ってくれるというのです。

今調べたら、表地は麻100%でも、中綿とか裏地は麻ではないですね。

 

タオルの敷きパッドよりは快適だと思っていましたが、この頃生地のザラザラが気になってきました。

 

汗をかいて敏感になっている肌にザラザラあたるのです。

肌の露出が多くなっているので特に感じます。

 

ガサガサの原因

敷きマットの表面を混ぜてみたらガサガサしています。

よく見てみたら毛玉がたくさんできています。

小さな毛玉が全面です。

 

もう数年使っているから経年劣化で仕方ないのかもしれないと思っていました。

 

メンテナンス

一日家にいて暇だったので、思いついて敷きパッドの毛玉取りをしました。


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こんな広いところをするなんて、と初めは思ったのですが、始めると面白くてほんの10分くらいであっという間に終わりました。


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ジャリジャリおとがして、どんどんきれいになっていくので楽しいのです。

毛玉が取れたところをなぜてみると、すべすべで気持ちがいいし。

 

全部終わっても、楽しくてもう一度目を凝らして毛玉取りを続けました。

 

ていねいに気配り

実は、もう古いから新しいものを購入するのかなって思っていました。

寝る時間を快適にするための投資だと思ってです。

 

こんなに簡単に物の価値がよみがえるのです。

いまあるものを大切に使うこと、すぐに捨てようと思わず使える方法やほかの用途を考えることなどが私には欠けていたと思いました。

 

 どんでん返し

ところが、とんでもない勘違いに気がつきました。

敷きパッドを裏表反対に使っていました❗

洗濯の後セットするとき間違えたみたいです。トホホ


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表側は、毛玉もなくてキレイです。

思い返せば、毛玉が気になったのは、最近の洗濯後です。

 

なんてうかつというか、がさつなんでしょう。

全然ていねいな生活ではありません・・・・

 

反省して肝に銘じたこと

自分でも呆れるほどの失態ですが、このことで気がついたことがあります。

 

老いたり病気などで機能が落ちていくことは自然にあることです。

生まれつきの生活弱者もいます。

 

どんなに人が失敗しても、責めるのはやめようと思いました。

 

失敗したくて失敗するのではないのです。

 

精いっぱいの努力をしたかどうかでも、人を評価したりしないことにします。

 

評価したり善悪を判断するのは「神様のお仕事」というインド哲学の考え方です。

あるがままに受け止め、自分はひたすら自分の務めを果たそうと思います。

 

私も笑ってしまうほどの失敗をするし、みんなそうよねと温かい気持ちで暮らしたいと思いました。

 

これから、もっと楽に生きていけそうな気がします。

 

『ひとさじのはちみつ』前田京子 著 これさえあれば万能薬?我が家でも常備

自然がくれた家庭医薬品の知恵


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はちみつが身体にいいと知っていましたが、こんなにも万能薬とは驚きました。

甘すぎる、甘味依存になるのではとマイナス面もあると思っていたのです。

 

でも、はちみつはただの甘い食べもとではありませんでした。

各種ビタミンやミネラル、酵素、抗酸化物質の宝庫で、真菌や最近に対する殺菌力もめっぽう強い、明治期に始まった日本薬局方にも指定され、今でも薬局方のはちみつとというものが医薬品としてちゃんとあるし、それは栄養剤として他、口内炎口角炎に喫とされている。

注意しなくてはいけないのは精製や加糖、加熱のない、天然の純粋な生はちみつを選ぶことです。

 

今私が使っているはちみつはiHerbで購入しているこれ

jp.iherb.com

オーガニックですが、手ごろな値段と使いやすい容器でお気に入りです。

説明をよんでも、生かどうかわかりません。

 

同じメーカーが出している製品で

jp.iherb.com

こちらは生蜂蜜と書いてあります。

ちょっとお高いですが、手が出ないほどではありません。

 

生でないといけないとなると、こちらに変えようかしら?

 

 

得意分野は傷ついた細胞・粘膜の修復

はちみつの高い抗菌殺菌作用の仕組みは最近になって詳しく解明されてきたそうです。

昔からの言い伝えではなく、研究されたレポートが出されていて、著者はそれらを丹念に調べています。

参考文献には英語のレポートも多く、巻末の主要参考文献リストは46も並べられています。

近年はちみつの抗菌作用に注目が集まるようになったのは、抗生物質が効かなくなった感染症による潰瘍で手足を失いかけていた糖尿病患者の治療に・・・はちみつ包帯を使ってみた医師たちから、きれいに治ってしまった!という臨床報告がいくつも相次いだことが大きい。

 

これらの研究熱心さと、実生活での蜂蜜の効用の実体験を織り交ぜて書かれていたので、わたしも納得できました。

 

著者の家では、水ぶくれのできたやけどやリンパ液が浸出するような傷の治療として蜂蜜が大活躍しているそうです。

 

そうと知っていたらわたしのすりむいたひざにも、早い時期に蜂蜜を使ったのに。

キズバンが手元になくてそのままにしていたので、いつまでもぐじゅぐじゅして痕になってしまいました。

 

 

だからベストの時間は

そんなふうに傷の修復効果が高い蜂蜜だから、夜寝る前にひとさじの蜂蜜を薦めています。

 そこで考えてみると、からだが細胞を修復させ、新しい細胞を生み出す時間帯は、夜の10時から午前2時までだという。・・だとすれば、喉が痛い時も、胃の調子が良くない場合も、「寝る前に、はちみつを患部にぬりのばすつもりで、ゆっくり飲み込んでから休めば回復が早い」

 この方法は虫歯が気になりますが、「歯磨き後、寝る前のひとさじ」は口の中の衛生状態が格段によくなるのだそうです。

虫歯や歯周病の予防にもなるんですって!!

 

こんなことも

本の中にはそのほかにもたくさんのはちみつ利用法とその効用が書かれていますが、私が取り入れたいと思ったり、驚いたことをいくつか記録しておきます。

 

・歯磨き

虫歯を作るミュータント菌の活動を抑える。同じような効果を持つシナモンも加えるて使うとより効果的。

やってみました

唾液がたくさん出て、口の中の水分を飲み込んでいいのか吐き出したらいいのか迷いました。ブラッシングをしたあと、口の中の(おいしいけど汚れている)水分は吐き出し、うがいしたいのは我慢してそのままにしました。

さっぱりしたような、まだ口の中がねばねばしているような変な気持ちです。


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 *はちみつにシナモンを混ぜて、そのまま食べてもおいしかった!

 

・スキンケア

なんにでもはちみつを混ぜればいいようです。クレンジング代わりにもなるそうだから、今度旅行するときはすべて(歯磨き・傷対応・スキンケア)の為に小瓶を用意してみましょう。

 

・ヘアケア

シャンプーやコンディショナーに混ぜて使うと良いそうだけど、私は湯シャンだから。

湯シャン前にはちみつを頭皮に直接塗ってマッサージするのはよさそうです。

 

・ 常備食

何年も腐らないし、電気・ガス・水道がなくても食べられるから非常食として備蓄するのに最適。はちみつと牛乳でほぼ完全栄養食になります。足りないビタミンCのために、お茶の葉の粉末を用意すれば万全。

 

たしかに!と思うので、今後ストックを増やすことにしましょう。

 

そのほかに点眼薬としても使えるとありましたが、今のところその勇気はありません。

 

まとめ

普段常備しているはちみつが、たくさんの便利な使い方があることがよくわかり活用したいと思いました。

 

インドの古代から続く医学、アーユルヴェーダでもはちみつは薬です。

でもその使い方は季節や体質、組合せにルールがあります。

一年中頻繁に使っていいものではないようです。

マクロビオティックでも、はちみつは強陰性の食物となっています。

 

身体にいいからと多量に使うことはなく、楽しんでこれからも実践してみようと思いました。

生活の中で試したことを、これからもここに加筆していきます。

『着かた、生きかた』地曳いく子著 自分を知って生きることから

今この本が売れているのは

同じ著者の『服を買うなら、捨てなさい』も断捨離関連本としてベストセラーになり、私も読みました。

 

今回の本はその続編ともいえる本で、生き方と洋服選びの関係が書かれています。

いろいろな年代を対象にしていますが、60代の私にも参考になることがたくさんありました。

無理とムダを手放してラクに


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お洒落は生き方と直結しているという主張にうなずけます。

私が思うに、着ることに迷ったり、苦手だったりする人は、人生でも、ついよそ見をしたりして、自分がわからなくなってしまっているのではないでしょうか?周りにばかり見て自分を見ていないので、自分に似合っていて自分が好きなお洒落てというものに、なかなかたどり着けないのです。

それって、私のことを言っているみたいです。

 

こんなわたしに無理とムダを手放しなさいと教えてくれます。

自分のためという目線で絞り込み、他のものを切り捨てることが必要なのです。

 

自分の苦手なことや好きではないことにまで関わることになるので、疲れるし落ち込むし、大切なエネルギーも、もちろんお金もすぐに足りなくなってしまうからです。

たとえば着ないままにタンスに眠っている和服も、いつか着ることがあるかもしれない、ほどいてリフォームしよう、インテリアやバックを作ることだってできるしと考え続けていることなどもその例です。

高価だっただろうし、親の気持ちを考えるとなかなか処分できないものです。

 

私は帰省の度に、母の着物をほどくように言われて、肩こりと目のしょぼしょぼに悩まされたものです。

母も着ることのない着物がもったいなくて、何か別のものにしたいと考えていたのです。

 

そうやってほどいて反物状態にした着物地が、他の形になることなく忘れられていたりします。

 

着物としては素敵でも、それで作った洋服が私に似合うとは思えません。

自作するだけの腕もないし、人に頼んでお金をかけることも無駄です。

 

もう一つの例は、友人の結婚式の為に購入したニットで、よそいき用です。

胸のフリフリにアイロンをかけるのが難しくて、出番がありません。

ぴったりしたニットを着るための下着も持っていないことも出番がない理由の一つです。

でもずっとクローゼットにかかっています。

 

こういうのが、エネルギーの無駄なんですね。

 

「義務感や使命感に惑わされず、自分の暮らしに合って似合うお気に入りを追求」

 

それが、素敵な自分を最大限に輝かせるお洒落への道だというわけです。

自分のスタイルを見つける道です。

 

人生もおしゃれもエネルギーの分散を防ぐ

ビュッフェの食事でまんべんなく料理を取るのでなく、好きなものだけを取りなさいと言うたとえは、とてもわかりやすいです。

私もたしかに、いろんな種類をたくさん採ってしまいがちです。

主張がはっきりしている海外セレブみたいに、自分の好きな物ばかりとってもいいし、そのほうがかっこいいです。

 

もう私たちは学校給食の子どもじゃなくて大人です。

苦手なものは残して、他のおいしいもので栄養を取ればいいのです。

 

すべてに完璧でなくてもいいのです。これからは、もっと楽にいて、楽に生きてみることを考えましょう。

似合わなかったり、着こなせなかったりするものは、今のあなたにはいらないもの。やらなくてもいいことです。

 この言葉は、私に勇気をくれます。

年に一回あるかどうかのホテルでの会合のための洋服のことを考えるのはやめます。

同じメンバーだから同じ洋服では恥ずかしい、なんて考えるのもやめます。

私が何を着て行ったか、覚えている人なんていないのでしょうし。

 

それより、毎日の生活で着心地がよく、気分が上がるような洋服が大切です。

 

個人主義

頑張りどころを絞ろうと主張する地曳さんは、取捨選択の基準は自分だとします。

生き方も、着かたも自分という「軸」を立てることが必要だということです。

世間や他人を意識する前に、自分を確立しましょうと繰り返し書いています。

 

これは、断捨離でいうところの「自分軸」と同じです。

 

「世間の定番」に振り回されないためには、自分のスタイル(自分軸)をしっかりもつことです。

 

あなたが今、自分にとって必要なもの、優先したいこと、大切は事はなんでしょう?それが何かという自分の物差しを持っていれば、自分の定番も決められるし、本当に持つべきものも見極められます。

大切なことや優先したことを、「家族」と思うことはやめます。

 

思い切って「自分」が大切だと思います。

 

その自分が気持ちよく幸せでいるためには、家族も幸せでいてほしいのです。

 

年を重ねるにつれて生活環境・経済状況・健康状態・家族関係が変わります。

 

それは、ライフスタイルが個性的になるということです。

誰かもまねではなく、ないものねだりもせず、自分を価値観の中心にします。

 

そのかわりやるべきなのは、今の自分を愛すること。

もしあなたが、自分で自分を愛せなかったら悲しいことです。自分のことをいちばんよくわかってあげられるのは、ほかならぬ自分なのです。

それに、自分を愛せなければ、その自分を輝かせる服なんて、見つけようがないのですから。 

 

これは、あらゆる年代の女性への応援のように思えます。

 

自分を愛して輝かせましょう。

 

私が輝いているのは、スポーティカジュアルな服装でヨガに通っているときかしら。

 

ライフスタイルとコンフォートゾーン

自分がどんな状態を心地良いと感じるか(コンフォートゾーン)がはっきりわかると、スタイルのベースが決まります。

 

コンフォートゾーンとはその人が自分にとって無理や負担がなく、着ていて気分が上がるお洒落がどこからどこまでなのかを示すゾーニングです。

三つの要素

①体力+気力

②お金

③時間

オプション

④好み

⑤場と相手

 

わたしのような60代の具体例はでていないのですが、40~50代女性の場合が当てはまります。

お金はあるけど体力+気力、時間が「搾り取られている」世代だそうです。

 

60代ならもっと、限られたエネルギーの使いどころを賢く見極めるのが大事になります。

 

 

年齢の制約もシビアに考えなくてはね。

 

 

でも、制約があるほうが真剣に検討して正しい選択ができるそうですから60代だからってあきらめてはいけないです。

 

コンフォートゾーンのちょっと上

例えば私の場合、スポーティカジュアル路線で自然素材のナチュラル志向だと思います。

 

でも、そのゾーンの中でちょっと上のラインをキープするようにと地曳さんのアドバイスです。

 

そこで私も考えました。

ここ最近、毎日のように着用している無印のリネンのワイドパンツです。

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*無印のHPから画像をお借りしました

 

気に入っていて自分に似合うと思っています。

でもリネンだからすぐしわになってしまいます。

 

 

これでヨガにも旅行にも行っていたのですが、しわにならなくて楽なパンツを購入することにしました。

 

ユニクロや無印ではなく、専門店でポリエステル100パーセントのワイドパンツです。

 

定価10000円が40%引きのセールで。

 

これからはお出かけ用のパンツと日常のパンツと分けて着用します。

 

実はミニマリスト志向というわけでもないのですが、最近あまり買い物をしなかったのでしわしわリネンかピチピチのユニクロレギンスを交互に穿いていました。

 

「今の自分」を愛して

数年前購入した白のユニクロレギンスパンツは、もうかなりくたびれていました。

 

それを購入したときは、長めの丈が流行していたので足首のところが余るほどの長さです。

いまどきはそれがふるぼったいので、10センチくらいはさみでカットしました。

既製品のダメージジーンズではなくて、見た目に自分で切ったことがわかります。

それに、この頃ちょっと太り気味でピチピチで穿いた時に横線が入ってしまいます。

 

そんなのを平気で穿いていた私は、「今の自分」を大事にしていないなって思います。

 

丁度いいサイズで、はいて気持ちのいいパンツを購入するくらいのお金はあります。

 

考えてみると、自分がイケているときはイケている服を着ているし、イケている服を選んでいるものですが、反対にダメなときはダメな格好をしてしまっているもの。「人は見た目じゃない」と言いますが、内側の状態はそのくらい、表に現れてくるものです。

そんなふうに、「生きる」と「着る」はつながりあっています。ですから、どちらかを意識して持ち上げるようにすれば、両方同時に上方修正することができるのです。

 そしてここが大事なところ

元気なときはどんな場所にいても大丈夫なのですが、心が落ちそうになっているときは、低い方へ低い方へ引っ張られがちです。ですから、自分が落ちそうになっているなと思ったら、生き方でもファッションでも、決して低い方を見ないこと。

かわりに、意識して雰囲気のいい素敵な場所へ行きましょう。

 ファッションもですが、ヨガに関しても同じことが言えます。

怠け心が出てくるときもありますが、ヨガセンターに行くと心がピシッと立ち直ります。

 

ヨガの先生たち、練習する参加者、すべて含めたヨガセンターの雰囲気が、自分のめざしたい上質なものだから、私も落ちないように踏みとどまることができます。

 

この本で、シンプルだけど上質な生き方を目指すためのヒントをたくさんもらいました。。

 

下の3冊全部図書館で借りて読みました。 

 

着かた、生きかた

着かた、生きかた

 

 

 

服を買うなら、捨てなさい

服を買うなら、捨てなさい

 

 

 

50歳、おしゃれ元年。 (集英社文庫)

50歳、おしゃれ元年。 (集英社文庫)

 

 

九州旅行のまとめ ゆっくりていねいな生活の延長で

外国人

どこに行っても中国と韓国の方が多いのに驚きました。

銀座の歩行者天国と同じくらいです。

 

金鱗湖では、日本人を見つけるのが難しいくらいです。

高千穂峡のお店ではハングル語のメニューのほうが目立っていました。

高速道路のSAではソフトクリーム売り場でメニューを指さしながらボディラングイッジで頑張る中年女性をみかけました。

 

それぞれが普通のことになっているのですね。

 

とってもいいことだと思いました。

地元の経済のためにはもちろんですが、個人と個人が触れ合うことで人間同士の親しみが深まって、国も仲良くなれたらいいと思うのです。

 

九州の人たちの(そして多分日本の)やさしい情の深さを感じてくれたらいいです。

 

言葉が通じなくても、文化が違っても、工夫と大きな心でよい関係を築くことは、社会的な弱者にも優しくなれることにつながると思います。

 

わかりやすい大きなデザインや音声での案内、広くて清潔で使いやすいトイレ、休憩用のベンチの用意、老若男女が社会的に活動するのに便利になります。

 

そして外国の人が来てくれて経済効果があり、国民が仲良くなって国家間の緊張感がなくなっていく、そんな風になればいいと夢想が広がります。

 

シンプル

旅行では持ち物がシンプルだと準備も移動も楽です。

楽というのは、肉体的・精神的どちらも。

それには普段の生活がシンプルであることです。

 

旅行が楽なように、日常もシンプルにしたらもっと楽に生きられるのだろうと思います。

 

洗濯が楽な素材で、着ていて気持ちのいい洋服を毎日着ること。

着たらすぐ洗濯して、またスタンバイできる循環のよさ。

物が少ない部屋で掃除が簡単にでき、清潔に清々しく暮らすこと。

 

旅行でも「よそ行きの服」はいらないことがわかり、最小限の下着を洗濯すれば何とかなることも実感できました。

 

ゆっくりにていねいに

観光地で見学候補がたくさんありました。

いくつか回ると印象が薄くなります。

 

神社にしても一つくらいにとどまって、その雰囲気にひたって味わうほうがいいですね。

そしたら、もっとスピリチュアルな感覚もつかめたかもしれません。

 

スケジュールをこなすような移動では味わえない、個人旅行だからこそのゆっくりをもっと味わいたかったです。

 

でも、始めて行くところが多かったので今回は仕方なかったでしょう。

それに、暑かったから戸外に長時間はいられなかったということもあります。

 

こういうときにも、ヨガで学んでいるゆっくりていねいに観察し、行動し、感じることを忘れないようにしたいです。

 

うん、うん、ヨガは日常に生かされてこそです。

 

欲張らない

欲張らないと楽になることを一番実感したのは、やはり食事でしょう。

 

一日目にたくさん食べてしまって、翌日からの不調は自分の欲ばりの結果です。

 

おいしい料理が並べられても、自分の身体と相談し、いつもの量をかんがみ、おなかをこわしやすい今までの経験を総合したら、少量にすべきです。

 

これって、生き方があらわに出ています。

 

情報をジャンルに関わらず取りに行ったり、いろいろなテイストの洋服が混在していたり。

 

本当に自分に必要なものと量を選び取る訓練が、まだまだ足りません。

 

何年もこういうことを繰り返しているのですが、らせん階段のように上に向かっているのでしょうか?

 

自分に駄目だしするのではなく、修行は続いているのですからこれからも自分の欲望とか執着と向き合い闘いながら(なだめながら?)歩んでいきます。

 

旅行中は、出された食事はだいたい半分くらいを様子を見ながら食べ、少量に徹しました。

たくさんの小鉢も、チョイスしておいしそうなものだけ。

そのおかげで、以後は腹痛・下痢は治まりました。

以前の旅行では全然食べられないこともあったので、今回は楽です。

 

チョイスして少量を続けたいです。

 

旅行後体重を測ったら旅行前と変化なしでした。

調子よく食べ続けていたらどんなことになっていたかと驚きました。

 

体重の変化なしはちょっとうれしい。

 

このちょっとうれしい気持ちを忘れず、欲ばり心に負けないようにしたいです。