インテリジェンスとは知性
ヨガセンターでは純子先生がよくインテリジェンスという言葉を使います。
ヨガがとくにアイアンガーヨガが他のスポーツと大きく違うところです。
スタンディングポーズで
毎回の練習のシークエンスは立ポーズから始まります。
ウッティタ・トゥリコーナアサナ(三角のポーズ)
ヴィーラバトラアサナⅡ(戦士のポーズⅡ)
ウッティタ・パールシュヴァコーナアサナ(体の側面を伸ばすポーズ)
すべてに共通するのは、足裏の3点で左右均等に押し続けるタダアサナの足です。
タダアサナからジャンプで両足を広げます。
ひざの悪い私はいつもジャンプなし。
疲れている人、寝不足、体調の悪い人もジャンプしません。
知性の目で見る
後ろになる足をかかとを押しながら60度内側に入れ、反対の足をかかとを押しながら足の付け根から真横にします。
足先も真横に膝も真横かどうかを確かめて、動いてしまった腰を正面に戻します。
そして上半身を倒したり膝を曲げたりするのですが、後ろ足のかかとを強く意識します。
後ろ足のかかとを押し、ひざをまっすぐにし太ももを押す力で腰が前に倒れ込まないようにします。
ヨガセンターに通い始めの頃、かかとを押すことがまったくできませんでした。
少しずつ意識できて、ほんの少し押せるようになっても、難しいです。
そんなとき、純子先生がおっしゃいました。
ヨガはフィジカルだけではないのです。インテリジェンスが大切なんです。
後ろ足のつけね、ふともも、ひざの内側、ふくらはぎ、かかとの内側など
全部を意識するということは、知性を働かせる、知性の目で見るということなのです。
知性を使ってヨガをする、そこにヨガの面白みがある、というお話です。
ヨガの面白さでもあり、ヨガの奥深さでもあります。
わたしの身体の知性の目を、どんどん開発していくことが面白さなのでしょう。
わたしのかかとは
さてさて、スタンディングポーズの時、私の知性の目はどのくらい開いているのでしょう。
やっとかかとが意識できているから、そこに知性を届かせ、意思の力で押しつづけます。
むつかしいから、おもしろい、というのも純子先生の言葉です。