70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

楽しく生きよう楽しみを探そうとすることと 一切皆苦の仏教の世界観

楽しく生きる     

今はいろいろなしがらみや制約からかなり自由です。

養い育てるべき対象がないし、

価値観を押しつけるような権力者?権威?も近くにいません。

 

子供の頃から「世間体が悪い」という親のことばを

聴いて育ちました。

それは歴史的とも封建的とも言える価値観ですし、

他人軸そのものとも言えます。

 

長い間かかってそれから抜け出して、

自分が楽しいと思える生き方が

今になってどんどん許されてきました。

 

何が楽しいか、見つけることにもっと貪欲になりたい。

いままでも行動しなかったわけでもないけど、

今健康でいる内にどんどん実行していきたいのです。

 

病老死

こんな気持ちになったのは

昨年親しい友達を亡くしたことが大きいです。

 

青春を一緒に駆け抜け、

海外にも二人で出かけ、

このブログも読んでもらっていたのです。

彼女は悔いなく生きたかしら。

闘病していた彼女は、体も思うように動かせず生活も不自由でした。

仏教の基本的な考えは人生は一切皆苦と悟る事です。

病老死からは誰も逃れられません。

 

仏教から学ぶ

でも私が仏教の教えから学ぶことは、

老いることに抗わずに自然に受け入れ、

病気の時もその効能にも目を向けることができ、

死ぬのが怖くなくなって穏やかに暮らすことです。

 

今を楽しく充実して生きていれば、

満足して穏やかに死ぬことができるのではと思います。

一人暮らしで誰にも看取られなかったとしても、

彼女が精一杯生きてきたことを私は知っています。

 

そして今もブログを書いたり、本を読んだりする折々に、

彼女の存在を感じることがあります。

だから彼女は死んだのではなく、私の中にまだ生きています。

 

同じように、私が死んだとしても関わりのあった人々の中に、

私はきっと生きていると信じることができます。

 

だから死ぬことが怖くなくなりました。

辛いことや苦しいことがあっても、

一切皆苦で苦しいことは当たり前と思い、

山を超えたところで自分は大きくなれることも

信じられるようになりました。

 

今を楽しく生きること、

生活の中に感動をみつけること、

そんな心がけで生きることと

一切皆苦の仏教的世界観は両立することができそうです。

それを考え続けて発信しているのが南嶺管長です。

イス座禅の本が今年刊行されるそうで楽しみです。

 

イス座禅会に参加したときいただいた御本。

今も繰り返し読んで参考にしています。

この本ももう一度読んでみたいです。

図書館にあります。