立場を変えて
小池副住職をゲストに対談をした南嶺管長さんが、須磨寺チャンネルに登場しました。
こんどは小池副住職が質問をして、管長さんが答える番です。
冒頭小池さんが
「緊張してガチガチです。」といい、管長猊下(げいか)とお呼びしています。
南嶺管長との対談を地元仏教会の集まりでお話ししたら、
禅宗末寺の僧から
「管長様はどんな大変な修行をなさってどれだけすごい方か知っているので、まともにお話しできない」と言われたそうです。
南嶺管長は卒論だったかで般若心経を研究し、それでも難しくて自分には人に講義することはできないと他の方との対談で語っています。
そんな南嶺管長が、般若心経を解説した小池さんの動画を見ていて関心を持ち対談相手に選んだのです。
前回の対談の後、小池副住職がどんな気持ちになり、今回の対談にいかに緊張しているかが手に取るようにわかります。
ちょっと微笑ましく思いました。
管長のブログ
私は管長のブログを読んでいるので、須磨寺での対談が行われたことを知っていて、公開を心待ちにしていました。
その収録の舞台裏もブログに書いてありました。
小池さんには山端さんという名プロジューサーがついています。
収録時、管長がしゃべりすぎると
「これは小池さんのチャンネルだから、ホストを立ててくれないと」
と指示が出たそうです。
小池さんの動画は全部山端さんが撮影編集をなさっているようです。
法話を撮影するとき、山端さんが法話の内容にわかったときはうなずき、分かりにくいときには何度も取り直しをすることもあるそうです。
それに引き換え南嶺管長は
「私の場合は撮影が始まるとカメラマンは他の部屋に行って、私一人でカメラに向かって話す」のだそうです。
小池さんの法話が人気になりチャンネル登録が増えたのは、法話の一番の聴き手の山端さんあったればこそなんでしょう。
ちょっと南嶺管長さんが小池さんのことをうらやましそうなので、笑ってしまいました。
同時代を生きている偉大な禅僧と、若々しい意欲ある青年僧。
対談は南嶺管長が仏教(禅)へ導かれたお話、熱くて楽しいものです。
自宅にて拝聴できる幸せに、自然と合掌したくなります。