オーディオブック
本を朗読したオーディオブックがいくつかあります。
アナウンサーや俳優、声優のプロの方が読んでいます。
小説はオーディブルでも購入できるので、
録音図書のライバルになると思っていました。
利用者さんにとってプロが読んだ作品が喜ばれるのではと。
目の代わり
でも今日の視覚障がいの方の茶話会で、
「オーディブルは大げさすぎて聞いていて疲れる」
という利用者さんの声を聞きました。
淡々と読んでくれた方が聞きやすいのだそうです。
これはうれしい言葉です。
AIによる読みは誤読がひどいし、
意味のかたまりでの読みもできないので、
音訳に変わることはできないと思っていました。
でもオーディオブックは有料だから普及にハードルはあるけど、
無料なり安価になったら音訳の出番がなくなるように思っていました。
でも、音訳は声色は使わないし感情もあまり込めません。
利用者の目の代わりをだけで、作品の解釈は利用者さんの自由に任されるのです。
読む人の感情が入ってしまうと利用者の想像力を働かせる余地が少なくなります。
音訳の仕事が大切なことの再確認、
そして初心者への講習会ではこれを自信を持ってお話しできます。
音訳用の資料を入れるバッグを修正。
丈を短くしてポケットを付けました。