70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

【指導者実習】2 音訳と朗読の違い

音訳の定義

誰に:  活字にアクセスすることの難しい人に

何をする:目の代わりとしてそれらの情報を伝える

 

あくまでも目の代わりになるというのが大原則だから

あるものは読み、ないものは読まない。

写真やグラフも説明します(処理)

感情を入れたり感想や評価したりはしません。

でもただ字面を棒読みすればいいのではありません。

利用者さんは棒読みでは内容が頭に入ってこないそうです。

伝わる読みをするためには技術が必要です。

その技術として 調査・表現技術・処理・録音 などを学ぶ講座

 

良い音訳とは

例としてニュース原稿について。

夜のニュース番組で報道記者の方がキャスターになりました。

最初は読みの専門家ではないと危惧されたのですが、

大好評で以後キャスターは解説委員とかタレントさんも起用されるように。

 

アナウンサーが読むよりキャスターが読む方が、

聴く人にはわかりやすかったのです。

アクセントや滑舌ではアナウンサーの方が技術がありますが、

内容を理解した上で語りかけるような口調が聴く人の理解を深めます。

意味と内容を伝えるのが音訳の目的です。

朗読でも読み聞かせでもない、

目の代わりということを常に忘れないようにしたい。

 

音訳              朗読
どう伝わるか(聴く人主体)   どう表現するか(読む人主体)
情報を聴く           読みを聴く
原文通り(目の代わり)     原文を変えることも
文字以外も目に入る物すべて   文字のみ

 

音訳は情報が正しく伝えるのが目的なので

何も足さない、何もひかないで読む。

目の代わりなのだから。

近くのお寺にお詣りしました