たくさんの講義
南嶺管長は修行僧と一緒にたくさん方から学んでいます。
古武道研究科の甲野善紀さんから息子さんの身体技法研究家の甲野陽紀さん。
ヨガや気功まで。
魔女トレの西園美彌さんから、
たくさん学ぶと混乱しませんかと聞かれ、
「忘れてしまうから大丈夫」
と答えます。
「違いを見ようとしないで、共通するもの貫くものをみる」
のがその極意のようです。
西園さんも「忘れたようでも、体は覚えているから大丈夫」
だそうです。
第968回「心得たと思うは心得ぬなり」2023/9/1【毎日の管長日記と呼吸瞑想】| 臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老師 - YouTube
体が変わる
西園先生の講義で南嶺管長は、
足首回しもそれまでわかったつもりでいたけど、
実際に手を添えてもらって、
「今までのは何だったのか、わかっていなかった!」と
驚くような発見があったそうです。
講座の翌日の修行僧は姿勢や声、まなざしが違っていたとのこと。
腰が立ち、声が通り目がしっかりしているのです。
講義を受けて、その時体が変わっても、
それがいつまでも続くわけでなく忘れてしまうこともあります。
でも、忘れても体は覚えているという言葉に
希望を持っていいのだと思いました。
旅を続ける
私もいろいろ手を出し、本を読み、講座や講義を受けてきました。
これがきっと体の中に入っているでしょう。
違いでなく、共通する貫くものを見つける旅をしているのです。
講座を受けて忘れたとしても、体は覚えていることに希望をつなぎたいです。
同じような講座を繰り返し受けることにも意味あります。
勘違い、思い込みが見つかり新しい発見もある旅です。