70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

私大変誤解をしていたようです お坊さんは偉い人なんです

お経

お仏壇もなく無宗教の家に育った私は、

お経を聴くのが苦手でした。

意味がわからないからです。

そしてそれを唱えているお坊さんも意味がわかっていないんだと思っていました。

 

でもお坊さんは意味を勉強していて、

意味を理解しながら唱えているのだと言うことがこの頃になって

ようやくわかってきました。

すべてのお坊さんではないかもしれないけど、

修業時代にお経の意味を勉強してわかっているはずです。

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こんな風に勉強しているの様子を見て思い直しました。

 

仏教は生きるための哲学だから

仏教はお釈迦様の教えです。

お釈迦様は人間が生きることは苦しいと言うことを基本に、

それではどうしたら、どう考えたらいいかを考え抜いて悟った方です。

その教えを学ぶと言うことは、人間の悩み苦しみに有効な教えを身につけたはず。

だから昔から困ったとき悩んだとき、

お寺の住職さんに相談に行ったんだと思います。

地域の知恵袋みたいな存在だったでしょう。

お経は漢文です。

つまりお坊さんは漢文を読めるから、

古今の漢籍も読んでいる知識人なんです。

だから尊敬もされていたんでしょう。

 

哲学

私はお葬式以外の法事というのもほとんど出た記憶がありません。

学生時代の読書と言えば、ヘッセ、ボーボワールニーチェ・・・

世の中は実存主義マルクス主義について喧々諤々と主張を交わしていました。

「生きる意味について」若い人たちが悩むとき、

吉本隆明とか高橋和巳の本に手を出すけど、

伝統仏教に目を向けること人は少なかったのではないかしら。

 

私はヨーガの哲学に惹かれ、

それがインド哲学を元にしていることを知りました。

インド哲学を原型にお釈迦様の仏教が生まれたことを佐々木閑先生から学び、

それから仏教についても学ぶようになりました。

ヘッセは仏教にも造詣が深買ったことを思いだし、

『シッダールタ』を再読してまた感銘を受けました。

伝統仏教には感じられなかった哲学を、

今になって理解しようと思っているのです。

 

そしてヨーガでも禅でも共通しているのは、

知識だけではだめ、実際の行動が大切だと言うこと。

わたしにとっては、

「行動しなさい」「身体を使って体得しなさい」

 

いつまでたっても私の課題です。

 

公園の木陰道が気持ちいい