70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

『1年3セットの服で生きる』あきやあさみ 著 「制服化」という最高の方法

制服化スタイリスト

著者のあきやあさみさんの職業は制服化スタイリスト。

洋服が大好きで被服科を卒業後、デパートに就職。

アパレルにかかわってきた方です。

年間200着も洋服を購入しても、

心から自分のファッションに満足出来なかった著者が

たどり着いたのは洋服の制服化、

そして制服化のお手伝いをするスタイリストという職業。

 

 

 

自分らしさは「探す」のでなく「作る」

どんな自分になりたいか、

その目標に向かって1セットの制服を作ってみる

ことから始めるといいそうです。

どんな人になりたいか真剣に考えるのです。

これって禅で自己の内面に向き合うのに通じます。

 

怠惰な自分じゃないです。

軽やかに動ける自分でありたいから贅肉はそぎ落としたいです。

 

自分では変えられないことを嘆くのはやめて

自分で変えられることに目を向けるようにします。

だからまずは、いつも背筋を伸ばすことにします。

 

指導者養成講習会の参加者で

いつも背筋を伸ばし姿勢のいい方がいました。

服装もその人らしくって全体の雰囲気が良かったです。

そんな風になりたいです。

背筋を伸ばして姿勢を良くする、これは私の心がけしだいです。

 

「よい音訳者」という他にも自分の求めている姿はあります。

家の中でパンやお菓子を作り、草花を育てる生活を楽しむことです。

その時のエプロンはギャザーがついたワンピースだったりします。

図書館やカフェで読書を楽しみ、

パソコンに向かうのも私らしい時間の過ごし方です。

 

こんな風に考えると、場面に応じて洋服を着替える楽しみがあります。

その洋服を作るのも楽しいのだから、

もっと洋服作りにも冒険したくなりました。

 

音訳関係のボランティアでは少し改まって

家事を真剣にするときは機能的な仕事着

家時間の余裕を楽しむリラックス着

買いものやカフェを楽しむお出かけ着

毎日が変化があって楽しくなりそうです。

 

制服化は禅にも通じる

私は以前作務衣みたいな洋服を着たいと思っていました。

これは制服化と考え方が似ていると思います。

純化してなお動きやすく着心地もいいから合理的です。

お坊さんの作務衣も制服と言えます。

そして機能的な美しさも持っています。

たくさんの服に時間とお金をかけて着回すよりも

自分が納得できる同じ服を何回も着る方が

うんとおしゃれに、自信のある人に見えるのです。

 

著者のこの考え方、納得です。

たくさんの服は必要ありません。

私が今たくさん服を作っているのは、

自分の気に入る服を自分で作れる人になるためです。

これぞという洋服が決まったら、

それを毎日着ていても楽しいような服です。

季節や気分で変わっていくかもしれないのですが、

このシーズンはこの組み合わせで行くという服を見つけたいです。

 

ここ数年はサーカスパンツでしたが、

そろそろ飽きてきました。

着心地はいいのですが、気持ちが緩んで太ってしまいます。

次はどんな洋服を作るか、

どんな私になりたいかで考えてみようと思います。

今作っているのは今までにない花柄のブラウス。

手持ちのパンツやスカートにも合いそうです。

そして芯付けや短冊あき、台付きの襟などの部分縫い練習もできます。

 

春を待ちながらブラウスを作ります。

 

エプロンワンピース用に買っていた布