70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

【指導者実習】4 音訳者にとってボランティア参加の意義

社会参加

障がい者のために役立つ活動と言うことはもちろんですが、

音訳をすることで音訳者にもいいことがたくさんあります。

仕事で忙しい中でもボランティア活動することで、

人間性の幅が広がり心が豊かになる、

ストレスの解消になり健康にもいいことは欧米でも実証済みです。

学生やビジネスマンにとっても、

ボランティアへの参加が評価に対象になっています。

会社ぐるみのボランティア活動が仲間意識を強化し、

仕事にも言い影響を与えていると言われています。

 

退職後のシニアにとっては社会参加することで、

うつ病にもかかりにくく生き生きと暮らせるようになります。

きょういくときょうよう、の必要性です。

今日行くところがある

今日用事がある

それが幸福な老後にとって必要なのです。

 

音訳では自分の好きな本を読むわけではないので、

忍耐も必要になりますが、

心の柔軟性に役立つのではないでしょうか。

勉強も必要ですが、

新しい言葉や今の流行にふれあう機会も増えます。

 

健康にもいい

音訳でしっかり口を動かしていると、

口元のフレイル予防になります。

フレイルとは「加齢により心身が老い衰えた状態」です。

コロナで人と会話することが少なくなり、

マスクで口元を隠していると口角も下がり気味になります。

定期的な音訳活動をしていて、

コロナ禍でもフレイル予防ができたと実感しています。

 

腹式呼吸や姿勢を正しくすることが自然と身につくようになります。

よい音訳者になりたいと言う気持ちから、

呼吸法や滑舌練習へとつながると、心身の健康にも良い影響が出るでしょう。

 

想像力

音訳では

この読み方で耳だけで聴いている人に理解できるだろうか、

写真やグラフの説明は、これでわかるだろうか。

想像力を使うことがたくさんあります。

チームで音訳をしているので、

仲間からのアドバイスをきいてなるほどと思います。

そんな活動をすることで自分勝手な思い込みが少なくなり、

他人への思いやりの気持ちが出てきます。

自分では想像できなかった利用者さんたちの気持ちを、

少しずつ理解できるようになっていけたことは

私にとって宝物のように大切なことです。

80歳過ぎた一人暮らしの方が、

目が不自由でも前向きに生活を工夫している姿は、

自分の小さな不満を消してくれます。

音訳を始めたことで知ることができた世界です。

私にとっては

多様性の中で想像力を持って生活すること、

音訳はそんな生活への一歩となってくれました。