70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

【管長日記】「ハイッありがとうございます」 これは強力な武器になります

寺田一清のことば

寺田一清さんは森信三の高弟だそうです。

その方の言葉を管長日記で取り上げています。

 

寺田一清が生涯でたどり着いた心境の和歌

なにごとも ハイッ ありがとうございます 
  あかるく すなほ かんしゃの道を

南嶺管長はこの優しい和歌のなかに

「仏教の、いや宗教生活の真髄が説かれている」

と言うのです。

 

この「ハイッ」の一語で、もろもろの「不平不満・グチ・泣きごと」の煩悩一掃・情念浄化の意を含んでおります。

この「ハイッ」の一語によって、比較・相対観を打破するのです。

超脱するのです。

そして絶対境へ躍入するのです。

かくして安心・立命・感謝の境涯に到り得るのです。

(寺田先生 たねまき文庫34集)

 

言霊といいますが、元気な返事は気分を良くします。

煩悩一層、情念浄化とも言えるでしょう。

もちろん盲目的に迎合するのではないです。

多少のモヤモヤが心にあっても、

それを乗り越えて明るく「ハイッ」と返事をする。

躊躇したり怠け心を振り切る言葉です。

実践、行動力の原動力になる言葉です。

 

返事がいい

私はわりと返事が良い方です。

音訳の勉強会でも指名されると「ハイッ」と返事をします。

それは、質問をしっかり受け止めお答えしますという意思表示です。

実は、

返事にはいい思い出があります。

30代になってから運転免許をとりました。

小さい子どもがいて自動車学校に通うことができず、

個人の先生について練習し試験場で受験しました。

試験場では一発合格は難しいと言われていたのですが、

私はすんなり合格しました。

その原因は「返事が良かった」からだと思います。

 

検査員の方って警察関係なので体育会系というか、

返事がいいと受けがいいのです。

 

私は検査員に指示される度に「ハイッ」「ハイッ」って返事しました。

間違えたときは素直に「間違えました」と反省の言葉を出したり。

それで、

かなり印象が良かったのだと思います。

その頃私は空手を習っていて、道場でいつも大きな声で返事をしてました。

男性は迫力のある「押忍!」ですが、

たった一人の女性の私も負けずに大きな声で「ハイッ」

 

おかげで運転免許が一発合格だったと信じています。

 

明るい声で「ハイッ」

幸せが来ると思います。

ついでにスマイル。

これも南嶺管長が何度も説いていらっしゃいます。

「ハイッ ありがとうございます。」

 

これでこの1年楽しくなりそうです。

穏やかなお正月でした