場所の確保の苦労
ITサロンはWi-Fiが使える教室で実施しています。
しかし場所取りに苦労されているというお話に驚きました。
視覚障がいの方が晴眼者と同様にiPhoneを使えるように、
技術を身につけるためのITサロンです。
一月に一度だけの実施です。
市の福祉事業として部屋を確保してくれてもいいと思うのですが、
「少数者のために便宜を図ることはできない」のだそうです。
視覚障がいの方が生活しやすくすることは、
決して少数者優遇ではないと思います。
だれでも生まれつきや病気で障がいを持つことはあり得ます。
高齢になれば必然的に視力は落ちます。
そうなっても他の手段が用意されたり、
苦労しないで生活できることが福祉だと思います。
そのための技術習得の場所は、
学習や趣味のサークルとは違うと思うのです。
ユニバーサルデザインとは
いろいろな状態、個性を持った人が等しく使いやすいデザインです。
手の不自由な方が使える台所用品とかはよくテレビでも話題になります。
視覚障がいの方のITサポートは、同じような意味合いがあると思います。
iPhoneのVoiceOverは、目の見えにくい人が声や音を頼りに晴眼者と同様に操作できるようになります。
人間は五感を持っていますが、それに凸凹があって当然です。
発達障害も凸凹だと言われています。
いろいろな凸凹があって、そのだれでもが安心して生活できるのが理想です。
視覚障がいの方にやさしい街作りは、
高齢者や赤ちゃん連れの親、妊婦さんにもやさしい街になるはずです。
弱視ってこんな風
視覚障がいにも色々あります。
弱視ってこんな風に見えるのね、をドラマで理解できます。
ITサロンのスタッフのブログでこの番組を知り見てみました。
録画してなくても Tverで見ることができます。
私も知らないことが多いので、ドラマを見てなるほどとわかることがあります。
以前柴咲コウさんが聴覚障がいのヒロインを演じた
「オレンジデイズ」は大好きでした。
これも勝ち気なヒロインの鋭いまなざしと、
理解されたとき見せるホッとしたような笑顔が魅力的でした。
いろいろな障がいのこと、ドラマで理解が深まります。
たくさんの人に見てもらって、
視覚障がいの方の不便が少なくなるといいと思います。