70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

【デジタルデバイド】VoiceOverの使い方をゆっくり教えてもらいました

VoiceOver

iPhoneに初期で装備されているアクセシビリティです。

設定のアクセシビリティの一番上にVoiceOverがあります。

onにするととたんにiPhoneの操作が変化します。

画面をタッチ(タップ)とかスワイプすることで操作します。

すべての説明が音声で読み上げられます。

 

ITサロンで視覚障がいの方が使っているのを見てびっくりしました。

なんだか覚えるのが難しそうで、苦手意識があります。

操作を教えるときにもVoiceOverはオフにしてもらっていました。

操作するのが怖かったのです。

 

テキストで丁寧に

東京都のデジタルデバイド解消事業の一つです。

だから見学者も多かったです。

都のデジタルサービス局から3名、市の福祉関係の部局からも数名。

このプロジェクトの事務局からも数名の参加です。

動画撮影のクルーまでいるので会議室いっぱい。

講習を受けるのは

福祉関係の大学生が4名、当事者3名、ボランティア6名ほど。

視覚障がいの方のVoiceOver利用のサポートをする、

もしくはVoiceOverを教える人のための講習会です。

まだ完成版ではないのですがテキストもあります。

障害がある方には拡大版が用意されていました

講義をする人と補助の説明役の方は全盲だそうです。

 

テキストがよくできていて、あとから操作を復習するにも便利でした。

 

準備されていた物

iPhoneを持っていない人のためにiPhoneiPadが用意されていました。

私のiPhoneはホームボタンがないのですが、

今回の実習はホームボタンありでするそうで、iPadを貸してもらいました。

 

ちなみに私のiPadはホームボタンがありません。

 

ホームボタンありはiPhoneのSEくらいで、

どんどん無くなっています。

視覚障がいの方がホームボタンなしを所有されていたら、

それへの対応がすぐ必要だなって思いました。

わたしもsiriを呼び出してVoiceOverをonにすると後の操作ができなくて困っています。

 

このような講習会では、本当に入り口の所だけで個々の対応は難しいです。

第一、Androidの方はもうそれだけでこのプロジェクトの対象外です。

 

良かったこと

今までVoiceOver状態では触るのが怖かったのが、

落ち着いて操作できるようになりました。

タップやスワイプの指の数など覚えるのは時間がかかりますが、

起動と終了は自分でできるようになったからです。

 

私がVoiceOverを使うのはITサロンでサポート作業をするときです。

アカウントの設定やアプリの使い方を説明するとき、

VoiceOverの状態では私が使えなくて

「VoiceOverを切って下さい」とお願いしてから操作していました。

もう少しVoiceOverに慣れたら、利用者さんが設定やインストール、アップデートなど

いろいろな操作をご自身でできるようサポートできるようになるかもしれないです。

 

来月には実際に視覚障がいの方にVoiceOverの操作を教える講習会があります。

それまでに少し練習しておこうと思います。

指導者養成講習会での実習も控えていて、この年末年始は忙しいです。

録音図書の校正にも通っています。

 

おせち料理は作らなくても良いかな。

いつも食べ過ぎて後悔するから。