70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

「一切衆生悉有仏性」しつうぶっしょうと読みます

管長日記

円覚寺管長日記を音読していると、読めない漢字に出会います。

漢字が難しい場合と仏語独特の読み方がある場合です。

そんなことも、記録として書いていきます。

9月9日の日記より

 

「一切衆生悉有仏性」を、管長さんが変わった読みをしたようなのでgoogle検索してみました.

一切(いっさい)衆生(しゅじょう)悉有仏性(しつうぶっしょう) ... 大乗仏教における思想の一つで、あらゆる生き物は、生まれつき仏となる資質を持っているという意味の語。「一切皆成」などとも言う。「一切皆成 」などともいう(実用日本語表現辞典)

www.google.com

悉 ことごとく 「シツ」 有 あり 「ウ」なんですね。

 

日本で広く広まっている大乗仏教の底に共通する思想の一つでした。

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性善説性悪説

大乗仏教の根本は性善説といえるようです。

盤珪禅師が「人はみな生まれながらに仏性を持っている」と

繰り返し説いているそうです。

南嶺管長さんのお話に良く出てきて、やっと私にも言葉がなじみになりました。

法話やお説教は、一度聞いて納得すればいいのではないです。

言葉を胸に収めておいて、経験によって裏打ちされて定着します。

そのうち忘れてしまって、繰り返しいいお話を聞くことで身についていくのでしょう。

 

人も物もみな仏性を持っているという境地はまだまだ遠いです。

 

利他の心っていうのは、かなり自分のものになりつつあります。

 

まずは自分が善を行う人であることから始まります。

まずは自分から、自分の内側を観る事からです。

 

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秋です