困難に立ち向かう
困難や苦痛はインド哲学では3つに分けられます。
それに立ち向かう方法も3つなのです。
①自分の問題 →自分を変える
②他人やほかのものによって → それに対処する方法を自分で考える
③天災など自分でコントロールできない → 頭を下げて通り過ぎるのを待つ
新型コロナ感染は、③の自分ではコントロールできないことです。
でも、自分でもコントロールできることもあります。
①自分の問題
毎日の報道に心が塞がれてしまうとき、情報を得る時間を少なくするなどの方法が考えられます。
②他人や他のもので
緊急事態宣言で、家から出るのを自粛されたならその条件でできることを考えます。
いつもと違う時間の使い方で新しい発見があるかも。
後回しにしていたことに取り組むなどもあるはずです。
自宅待機(自宅勤務ではない)になった知人は、資格を取るようにと会社からの指示が。
その間のお給料が出るかどうか不安はあります。
でも不安に心を奪われるのではなく、資格取得に心を向けるというのもマインドフルネスといえるのではないでしょうか。
来年の桜
京大の山中教授の「桜は来年も帰ってきます。人の命は帰ってきません」
と同じことを『アンの青春』の中でアンが言っています。
激しい嵐にアボンリーが襲われ、一面が膝までの雹に覆われてしまいます。
作物は全滅し、アン達改善協会が植えた苗木も根こそぎ駄目になります。
でも農民達は、次の収穫のためにもう一度種まきをします。
アンもまた前を向いて言います。
「来年の春になったらまた植えることね。それがこの世のすばらしいところよ。春は必ずまた巡ってくるわ。」
いま日本では様々な人が困難や苦痛に直面しています。
でも春はまた必ず巡ってきて、桜やそのほかの花を咲かせてくれるでしょう。
その頃にはコロナも収束していることを信じたいと思います。
今は自分のできること、外出の自粛をすることです。
来年はこの木の下が笑い顔の人で一杯になりますように!