最後まで見終わって
Amazonのプライムビデオで「アボンリーへの道」シリーズ7の最後まで見終わりました。
ストーリーや登場人物が魅力的で、ぐいぐい引き込まれました。
『赤毛のアン』と同じアボンリーを舞台に、子供達が成長し、大人も偏屈だったのが柔らかくなったり、家族の愛情を確かめ合ったりします。
小さな町だから、人間関係の息苦しさもあります。
その中で、対立があったり、和解したり、助け合ったりの暮らしがあります。
最後にはだいたいハッピーエンドですし、コメディの要素もあって安心して楽しめました。
時代も変わり人も変わる
最後の方で、「変化」がテーマになっています。
のどかで美しいプリンスエドワード島にも、近代化工業化の波が押し寄せます。
島の誇りでもあるホテルも古くさいと言われ、大きな町との合併話も持ち上がります。
昔からの生活を守ろうとする大人達と、新しい世界に進みたい子供達が対立します。
大人達も次第に、自由に飛び立つことを認めて行きます。
その苦渋をていねいに描いています。
子供達も家族や故郷への愛情と、自分の夢や能力への不安に悩みます。
変化を受け入れながらも、家族や故郷を思う気持ちも大切にします。
勇気を出して
対立や事件が次から次へと生じます。
でも、どんなときも「正直に」「逃げないで」話し合う場面がたくさん出てきます。
困った事態になったとき、相談された人は「正直に話すことが一番よ」と助言します。
そして強い気持ちで、人にも問題にも正面から向かっていくのです。
『赤毛のアン』でも失敗や間違いをしたとき、勇気を出してアンは謝ります。
言い訳をしたり、人のせいにしない、潔い姿に、強い精神を感じます。
このシリーズを見終わって、私もこんなふうに勇気をだして物事に立ち向かっていきたいと感じました。