五感を使う
手作り本の美濃羽さんに惹かれるのは、考え方とかたたずまいです。
この本の中のコラムがいいです。
FU-KO basics. 着心地のよい、暮らしの服 (Heart Warming Life Series)
- 作者: 美濃羽まゆみ
- 出版社/メーカー: 日本ヴォーグ社
- 発売日: 2018/05/10
- メディア: ムック
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幼児のお母さんの彼女と私では、親子ほどの年の差がありますが、お手本にしたいです。
手作りすると、素材と向き合うために 五感を使います 。
おしゃれもそうだけれど、子育てだって、料理だって、日常のあらゆることを五感を使って向き合うように心がけています。なんだかおかしい、ふに落ちないと思ったら、そこには嘘があったり、はたまた中身がなかったりで、ちゃんと理由があるものです。けれど真っ当な工程で、誠実に作られたものは心地がいい。情報に振り回されず、自分の感覚を信じて選べば、結果として長く愛せるものが残っていくのではないのでしょうか?
立派だなぁと感心してしまうのです。
五感は、インド哲学でも出てきます。
感覚は執着の元凶だから、滅しなければいけないとされます。
滅するその前に、その感覚がちゃんと働いているかの観察をしてみたいです。
何を大切と思うか
市販の服は 洗濯を繰り返すほど価値が下がっていくのに対して、自分で仕立てた服たちは、洗濯を繰り返し、くったりとした質感もまた愛おしく、価値が上がっていくように思うのです。
ギーターの中にもこんな言葉がありました。
たまたま得たものに満足し、(第4章22節)
あるものを大切にする(新しいものに飛びつかない)気持ちだと思います。
それが、手塩にかけたものだったら心持ちがいいでしょう。
身の回りに、ちょっと気を配り手をかけることが楽しいです。
今の私だったら、手ごねの全粒粉のパン、ミシンで作った布小物、ホットクックの料理もそうです。
もう少し望むなら、庭の手入れかしら・・・
来月庭の小さな工事をする予定。
庭に気持ちを向けるいい機会になりそうです。
散歩で見つけた、近くのおうちのお花畑です。
心が和みます。