70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

筋肉痛になるまでに時間がかかる 身体が変わってから痛みが来る

合宿のときは

ゴールデンウィークの3泊4日の合宿中、あまり筋肉痛になることはありませんでした。

連日の練習で疲れはするのですが、シークエンスが終わりシャバアサナでリラックスできるので、翌朝には元気な新しい気持ちで参加できたのです。

 

他の参加者が筋肉痛になったというのを聞いて、日常的にヨガセンターに行っているので特に筋肉痛にならないのだろうと思っていました。

 

ところが違うようです。

筋肉痛になる身体になっていなかったのです。

 

この頃の変化

最近、ウッティタ・トゥリコーナアサナなどの立ポーズで、後ろ足のかかとに乗ることが少しずつできるようになってきました。

 

そして、腰が前に流れなくて正面のままでいることにも近づいてきました。

 

「かかと!かかと!」と最近特に言われるような気がするのですが、実際のところは今までは耳が聞き流していたようです。

言われてもできないと、耳はふさがれる、というか心がふさがれて、届いていなかったよう。

 

この頃は「かかとの外側を押して!」といわれるとかかとの外側に意識が向きます。すぐに力が抜けてしまうのですが、またかかとで押すようにと頑張ります。

「太ももも押して!」と言われるとかかとと同時に太ももも押そうと頑張ります。

 

そうすると、身体がつながってきて全体が伸びるってこういうことかしらって瞬間があったりします。

 

 

ウッティタ・パールシュヴァコーナアサナのときは、本当につらくて苦しいのですが、少しずつ完成形を目指します。

 

こんな時も足のかかとを押すなんて!!と初めは思っていました。

でも、指導員の先生のアサナは本当に素晴らしいのです。

伸ばした足のかかとから、斜め上に伸ばした腕の爪の先までが一直線で力強いのです。

かかとを押す力で上に伸びているのがわかります。

アサナが終わった時はとってもさわやかでいい気分ってお顔になっています。

 

家では絶対このポーズはしないなっと思う苦手なアサナですが、ヨガセンターではそういうわけにもいかず最近は毎回です。

 

苦手ですが、毎回少し変化してくるのがわかるようになり、「すこ~し好きになりそう」って思えます。

 

右肩が脱臼したせいで、左右差がとてもあるのですが、その左右差がなくなってきた変化もわかります。

  

後ろ足のかかとに乗って

かかとと足の付け根をつなげて、付け根のところを引き込んで体を起こして胸を張ります。

股関節の堅い私は、形をまねただけのポーズでごまかしていたようです。

ヨガセンターでは正しいアライメントのインストラクションで、繰り返し繰り返し練習します。

 

いつでもタダアサナの足に戻って、かかとに乗っているかを確かめるのです。

 

床についている足はどのむきでもたとえ上半身がななめでも、かかとは垂直に下に押すのです。 

 

臀筋が使われてきた

そんな風に身体を動かしていたら、臀部が筋肉痛になりました。

それまで使っていなかった筋肉を使いだした証拠です。

合宿でほかの参加者さんたちが言っていたのは、このことだったのだとわかりました。

 

インストラクションにそって正しいアライメントを目指すと、しっかり筋肉を使うことになり、筋肉痛になるのです。

 

これまでの私は身体が硬くて、動いていなかったのでしょう。

 

身体が動き出すと心もやわらかく

ヨガセンターに行きはじめてもうすぐ10か月。

やっと体が動き始めてきたような気がします。

 

壁を使い壁に添って身体を倒していくとき、壁から離れようとする身体を感じます。

 

もう一度壁に戻そうとして、意識を筋肉に伝えて動かそうとします。

 

動くと思わなかったところも、わずかに動くことに気がつきます。

 

そんなふうに身体が動き出すと、同じように心もやわらかくなっていくことに気がつきます。

 

以前なら怒ったりいらいらしたような出来事があっても、こころが平静でいられます。

 

以前なら、自分が変わるのが難しいと思っていた行動を、「私今から態度を改めます」と変えることに抵抗がなくなりました。

 

変わっていくし、変わったっていいのだということがわかってきたからでしょう。

 

変わっていく心にも、筋肉痛のようなものがあるかもしれないです。

それも感じたら楽しんでしまおうと思います。