70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

後ろを感じるとは、 自分の内側に意識を向けること そして静かになること

この頃のテーマ

ヨガセンターではマントラに続いての練習は、足の指にスティックをはめて歩くことから始まります。

大きく輪になって歩くのですが、つま先立ちになって歩いたり、ジョギング風に早足になったりします。

 

痛いです。体調の悪い時は特に痛いです。

 

それに加えてこの頃よくおこなわれるのが、スティックをはめたまま後ろ向きに歩くことです。

アサナでも、壁に背を向けて立って「背中を感じましょう」というのがあるのですが、壁なしでも歩くときに背中を感じる練習です。

 

後ろ向きに歩くとき、眼は前を向いていますが情報を得ようと思いません。

意識を後ろに集中させます。

 

内側に意識を

よく純子先生は「前に向かうのは外の世界、後ろは内側の世界」というお話をなさいます。陰と陽で言うと後ろは陰の世界、自分の内側の世界です。

 

後ろ向きに歩くことは、自分の内側に意識を向けることにもなります。

 

外に外にと情報を得ようと向かう気持ちを抑えて、自分の内側の世界に目を向けるのです。

 

心の中も

後ろ向きに歩くと心も静かになるのがわかりますか?と指導員の先生に聞かれました。

確かに、ゆっくりていねいに歩くと心も穏やかになります。

 

この穏やかさを失くさないように、ヨガの練習をしましょうと言われて、その場の全員の立ち振る舞いが上品におしとやかになりました。

 

ブロックを出したりするときの音も静かになったり、いつもとちょっと違う静けさがホールに漂ったような気がしました。

 

そのままの静かな気持ちで

この穏やかな気持ちは、日常生活でも持っていたいものです。

 

ある練習の時、一連の身体を伸ばすアサナをした後で指導員の方が「頭が静かになりましたか?」と聞きました。

ヨガセンターに来て、まだ体も心もざわついていたのが、外界の雑音が消えて自分の身体に集中したときに得る静けさです。

 

なにかと心が乱れる日常に、静かで・穏やかで・純粋なこころもちを取り戻したいです。

 

そのための近道が、ヨガをすること。

ヨガをすることは、そういう心を強く持つための訓練。