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特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE
以前他のブログで書いた記事をこちらに転載。
はてなブログへのエクスポート方法がわかないからコピペで。
他の記事も、記録としてこちらにまとめたいんだけどな。ゆるゆる進行しようっと。
2013年7月25日の投稿にする方法を捜し中です。
(追加)編集オプションで日付を変えることができた。ヨガ関連はこちらに移そう。
2026年4月13日
昨夜同窓会関係でロシア語通訳・翻訳家 専門は18世紀ロシア文化史というN女史と会う。
同窓会のイベント開催の係りをしているので、来春の講師候補としてお話を聞いた。
18世紀ロシアの女帝エカテリーナⅡの話から、女性で初めてロシアアカデミーの総裁になったダーシコワ公爵夫人など、興味ある話がつぎからつぎにでてきた。
私たちの青春時代、ロシア文学は一種の熱情のなものを持って迎いれられていたと思う。その後ロシア文学の(ロシア語も)人気がなくなったけど、このごろまたちょっと復活しているねって話になった。
そういえば、『オネーギン』は私にとって特別思い入れのある物語だったはず。だけど、内容はよく覚えていない。もう40年以上前なんだ!!
Nさんに『オネーギン』の名前を言うと、彼女はうれしそうな顔になって
「それはプーシキンね。あの中のタチアーナは女性のほうから感情を告白したという点で、初めて描かれた近代的な女性という意味合いがあるのよ。」
私はそういうことは何もわからなくて、ただあの物語は私の心を強くとらえ、今も私の心を揺さぶることを話した。チェーホフの『かわいい奥さん』の奥さんと同様に、若いころの私はあんな風に、自分というものがなくて好きな人によってコロコロ考えを変える存在だと思っていたことなども思い出した。
今もあまり変わっていなのかな。
『オネーギン』のあらすじをネットで探して読んでみた。
オネーギンに恋したタチアーナに、オネーギンはつれない態度をとる。そして後年将軍夫人になった彼女の魅力に、オネーギンのほうから愛を告白するけど彼女は頑としてそれを拒む、というものだった。
私は自分の失恋に、オネーギンにつれなく拒まれたタチアーナを重ね合わせて物語に陶酔していたんだろうな。それは数年間続いていた。その間私の頭の中で妄想していたのは、オネーギンが愛を拒んだのを後悔したように、いつかその人が再会したとき後悔するかもしれないってことかも。
タチアーナはその間貴婦人として自分を磨いていたことには考えが及ばず、ただ愚痴っぽく悲嘆に暮れていただけの私には、そういう展開は来なかったのは当然ね。
もう一度読み返してみよう。
いまでも、心揺さぶられるだろうな。楽しみ!!
価値観の定まらないかわいいだけの奥さんから脱却できていないのは大反省。
Kindle でツルゲーネフの『初恋』も2,3日前に読み終えたばかり。
kindleでは 与謝野晶子の『源氏物語』の3分の2くらいは読み終えたし、今は林芙美子『放浪記』を読みかけている。夏目漱石や太宰治の本もダウンロードしてあるから、いつでも読める。
便利な時代になったものだ。
『オネーギン』もkindle 版が出ればいいのにな。
夕方待ち合わせまでに時間があったので、ヒカリエ5階の和風カフェで