70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

SOSに涙が出てきます 多様性社会について考えた

能登半島地震

避難所生活をされている方の「SOS」が、

テレビの画面に映し出されていました。

パイプイスをつかったり、崩れた屋根の瓦を使ったものも。

 

断水や停電、厳しい寒さの中にいらっしゃる方々、

本当に心身の健康が心配です。

 

今自分が中耳炎であまり外に出ないよう、

暖かい部屋で暮らしているからこそ、

不便な生活を余儀なくされている方のこと、

余計に胸に応えます。

 

健康だったときだって感じないわけではないけど、

自分が弱者(ってほどじゃないけど)だと、

他の人にもっと心が寄り添えるのだと思います。

 

多様性

障害のある方も、さまざまな特性を持つ方も

誰もが一緒に暮らすという多様性社会。

多様性を認める社会が必要なのは、

こういうことだと思うのです。

健常とか健康、普通という価値観だけの世界は

弱者の切り捨てになりかねません。

誰でも病気になるし老いるし挫折することもあります。

誰もが弱者になる可能性を持っている、

そんな誰もが暮らしやすい社会が

本当に目指す豊かな社会だと思うのです。

 

障がいのある方、心身の弱っている方が陥っている困難を案じます。

 

遺伝子的にも無駄だとおもわれているDNAがあってこそ、

人類は生き延びたって言うようなお話がありました。

ミスや変異、欠損など多様性があったから生き延びたというような。

 

そして仏教でも、他人と自分の区別なく誰もが同じ仏性を持っているとします。

多様性とはみんなそれぞれ違っていることを認め、

違っているようで本性のところでは皆同じなんだから、

自分を大切にするように他の人も大切にするようにという教えです。

 

能登半島でSOSを出している方々へ、

自分のことにように思い、何ができるかを考えています。

 

被災者の心に寄り添い復興のために何ができるかしら。

ネットで寄付したり、夏に観光に行くことくらいしか今は思いつかない。

 

そして普通に暮らせている日常に感謝への気持ちを忘れないこと。

 

穏やかな景色が有難いことだと思わされます