70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

障害者支援の難しさ できることまで手を出して欲しくないって気持ち

支援の方法

障がい者の方を見かけたとき、支援したい気持ちがあっても

「どう声をかけたらいいかわからない」のが実情です。

いままで

「支援が要らなかったら、そういうから声はかけてもらいたい」

という意見を聞いていました。

でも、最近の集まりで当事者から

「私はそのくらいできるから、構われたくない」

気持ちがあることをお聞きしました。

 

白杖を持って歩いていると、

先に行った人がドアを開けたまま待っていたりするそうです。

よかれと思ってすることで、それがうれしい人もいるでしょう。

でも特に若い障がい者にとっては、

よけいなお世話と感じることもあるのです。

 

支援の仕方、難しいです。

 

でも障がい者の方も発信すること、

いろいろな場合があることを支援する側も学習すること、

そんなことを続けることで誰にも暮らしやすい社会ができるのかしら。

 

自伝の音訳作成など

今年もボランティアで多くの方と知り合えて学ぶことが多かったです。

特に同じボランティアの仲間の方が、

見えないところで努力されているのがわかって尊敬します。

 

全盲の方が書かれた自伝を音訳した方がいます。

全盲だから原本は点字です。

それをまず点訳の方が墨字に訳されるのですが、

漢字仮名交じりにするのは大変です。

全盲の方は漢字を知りません。

どんな漢字を当てるか、悩んだことと思います。

できた墨字本を今度は音訳ボランティアが読んでCDを製作します。

地元の利用者さんの自伝を皆さんにも読んでもらいたい、

という気持ちで素早く完成まで持っていったようです。

 

みなさん他の活動もある中でここまでやっていること、

本当に頭が下がります。

 

音訳で防災マップや市政便利帳を作るのも、

きっと利用者さんのお役に立っていると思います。

その一端を担わせてもらっている自覚を持って

来年も精進しなければと改めて思いました。

 

支援もしていますが、私も学ばせてもらっています。

 

穏やかな年の暮れです