声をかけて欲しい
指導者養成講習会で教えていただきました。
こんな時は声をかけて欲しいという状況3つです。
視覚障がいの方に声をかけるのは勇気が要ります。
私も今まで声をかけたことはありませんでした。
かえって迷惑がられるのはと不安です。
上手に白杖を使っているし、慣れた道で困ってないかもしれません。
声をかけると、かえって驚かせてしまいそうと思ったり、
実際に役に立てるかどうかもわかりません。
「よけいなお世話」と思われるかもという気持ちもあります。
それでも、こんな時は声をかけようと思います。
不便さを想像できていなかったことばかりです。
1 電車で
電車で白杖を持った人は、よく扉の近くにいます。
私はすぐ降りることができるようにそうしているのだと思いました。
でも違うんです。
空席が見えないからです。
だから、「席が空いていますよ」と声をかけて欲しいそうです。
私は想像できなかったことです。
確かに座席の空き具合はわからないです。
長い時間乗車するなら、座りたいですよね。
2 工事中の道路
いつも通い慣れた道でも、工事中だったりすると困るそうです。
点字ブロックも当てにできなくなります。
歩行者用に臨時に作られた狭い道は、
デコボコしていたりして歩きにくいです。
晴眼者のガイドが必要です。
工事中の道路で当惑している白杖の方には、
居合わせた人が積極的にご案内をしたいです。
3 信号で
私たちは道路を横断するとき、ほとんど信号を頼りにしています。
その信号の色が見えなかったら、怖くて渡れませんよね。
視覚障がいの方は、車の音が途切れたら渡るようにするんです。
音声ガイダンス付の信号はとても少ないです。
これから信号で白杖の人を見かけたら、
横断のお手伝いをしようと思います。
ガイドの仕方
視覚障がいの方を案内するには少し技術が要ります。
肩や腕を触ってもらって、ちょっと先を歩きます。
「私の右肩を触って下さい」ってすぐには言えませんよね。
私も短時間の誘導の経験がありますが、緊張します。
視覚障がいの方を見かけたときどんな手助けができるか、
声のかけ方とか誘導の仕方なんかを、
テレビとかでアナウンスしてもらえたらと思います。
そういう意識の広がりが、
子どもや高齢者や妊産婦さんなど、
いろんな人が暮らしやすい社会にもつながると思います。