70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

【音訳中級講座】 自分の癖を指摘していただけるのがありがたい 何度でもそういう機会は必要

地元での講座

私の所属している図書館の音訳ボランティアのために、

中級講座が開かれています。

今年初級を始めて受けた、新人さんもご一緒に。

今日は5回シリーズの2回目でした。

講師の先生から、一人ずつ丁寧な指導を受けることができます。

忘れてしまうから、今日学んだことメモしておきます。

 

私の弱点

私の苦手の一つが無声音です。

意識しないとできません。

今日読んだところに出てきたのが太陽の「黒点

「ク」を無声音にするよう指摘されて、びっくり。

自分では全然わからないのです。

先生の教え方が上手です。

「本当は2音目の「ク」で上がるのだけど無声音にアクセントはつけにくいから

3音目の「テ」で上げるようにしてみて」

その通りにしたら上手くできました。

 

その他に、長音が詰まりがち。

「地球」がチキュ 「大きい」オキイ

程極端ではないけど、伸ばすのが1音分なくて詰まっているのです。

これは以前に他の先輩からも指摘された私の癖です。

何度も言われないと忘れてしまいます。

 

アドバイスがプロ

このように、先生が一人一人の問題点と改善方法を示してくれます。

私が指導者養成講習会で習っているように、

「まずはほめる」ことも実践されています。

「とても発声が自然でいいわよ。だけど・・・・」

とにかくほめる所を見つけて、

そのほめる言葉が具体的かつ一人一人別の言い方をしていて、

バラエティがあります。

言葉で表現することのプロだと思います。

問題点と改善点をメモしましたが、

どんな風にほめていたかもメモして私の引き出しに入れておきたい。

あと3回あるので、そんな気持ちでこれから臨むことにします。

 

勉強になったこと

今日の課題は意味のかたまりで読むと言うことと、

文アクセントで読むことでした。

 

・1音目と2音目は違う高さにしっかり変える

 「すると」「つまり」「やはり」で段落が始まるとき

 声が改まりアクセントをしっかりつけると転調した感じになる

 

・「その」「この」「あの」なども2音目をしっかり上げる

 

・意味のかたまりの最後までお腹の力を抜かない

 最後までしっかり音を出し、お腹を緩めて息を改めると必要なマもできる

 訓練をすることでできるようになるが、訓練しないと自分の息でしか読めない

 

・「ハリハリ」で全部に力が入っていると、読む人も聴く人も疲れる

  文アクセントで、読み下す

 

・文アクセントとは読み下すのだから、文の後半にある動詞は音を立てない

 語尾の「ある」は頭高で自然にピッチが下がるが「いる」は「ル」を

 上げるのではなく全体のピッチをさげればいい

 

・1音の単語でアクセントがつかない単語は、助詞をあげる

 

・文中で頭高の単語が出てきたとき、

 1音目を上げるのではなく2音目をしっかり下げる

 例 羽を解きたる ハネヲトキタル 「ト」をあげるのでなく「キ」から下げる

 

・読みが暗いのは、相手に話を渡しきっていないから

 最後の音をひきずって、次の文頭が低く出てしまうと文の後半が上がるようになる

 話を相手に渡し、理解してもらい、次の文章をピッチを上げて始める

 

・話の情景を自分の中で整理して相手に渡す気持ちで読む。

 内容を渡すのであって、書いてある字をわたすのではない

 AIはアクセントなどは完璧でも文脈をつかんで意味を渡すことはできない

 

新しく習うことばかりではないはずですが、

とても新鮮で勉強になりました。

新人さんたちも意欲的にがんばっていて頼もしかったです。

道ばたに見事です