70歳過ぎて自在に生きる ほいみんの日記

断捨離から、ヨガ・インド哲学・音訳へと関心が移っています。

【録音図書2回目校正】音訳の先輩と共に作業すると、いいことばかり 勉強になります

録音図書の校正

録音図書は2回の校正をします。

誤読やアクセント違い、意味のかたまりでの読み方など

不備や誤りの訂正を複数の人で行います。

2回目の校正を先輩とご一緒にしています。

経験豊かな先輩との作業は勉強になることばかりです。

最初から最後まで全部を等速で聞きながら、

1回目の校正で指摘されている箇所が直されているかを点検し、

同時に1回目校正が適性かどうかも検討します。

さらに、

1回目の校正者が見逃した点がないかを探します。

 

最後に編集校正もあるのですが、

今回は2回目校正と編集校正を同じ担当者が受け持ちます。

 

今日の学び

・外国語が出てきたときの読み方

 スペルアウトが必要な場合がある

 英語以外の言語でも、スペルアウトの時はアルファベットを使う

 

・写真の説明

 たくさんの人が写っているとき安直に「集合写真」とかたづけない。

 服装・人数・顔の表情・場所・背景 何が重要かで取捨選択

 例 写っていない人も参加している場合人数の限定はしない

   男女や年齢など曖昧なときは限定しない

   

今日の蘊蓄

「西郊」という言葉がありました。

初めて見た言葉で、コトバンクによれば 

〘名〙 市街地の西方にあたる地域。西の郊外。せいこう。 

それでは南郊・東郊・北郊もあるかと調べたら全部ありました。

 

スウェーデンの風景写真で白夜で太陽が地平線に低く上っています。

その手前の水面が海か湖か川かわからないのです。

海なら水平線、陸地なら地平線、陸地も海岸か川岸かわかりません。

地名を頼りに地図を見てみました。

スウェーデン自体は北端は海に面していないのですが、

フィヨルドが深く入り込んでいます。

フィヨルドだったら海になるかもしれませんし、

写真の大きな川みたいなのがフィヨルドかどうかもわかりません。

 

そういうわからないときは、わかることだけで写真説明をします。

 

校正を複数でするのは、複数の目と耳で慎重に校正をするためです。

パソコン作業と校正シートへの書き込みを分担することも出来ますし、

そんなあれこれを話し合いながら作業を進めます。

 

おまけに

先輩は広報の音訳でもリーダーをされていて、

今月号の私の読みについても、ついでに教えてくれました。

勉強会が開かれなくて、改善点についての資料は毎回いただくのですが、

読み方を直接教えていただく機会はありがたいです。

指摘されたこと、実は以前にも同じことを言われていたことばかり。

・福祉のアクセントは中高 フクシ 

 「フは無声音だからフの息のままでクまで発音する」

 という技を教えていただきました。

・文中で止めたとき、その次はピッチを上げて文末まで読み落とす。

 ピッチをさげて続けると途中で上がってうねりになる

・助詞があがる癖があるが、そうすると歌っているようになってしまう。

 ○○は  ○○には この部分をきちんとさげる

 

何度も言われないと、癖は直らないですね。

これは自分への記録用に書き残しました。

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この空はなんて表現しようかしら?